交通渋滞は何台から?渋滞の定義について解説。

%e4%ba%a4%e9%80%9a%e6%b8%8b%e6%bb%9e%e3%82%a4%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%82%b8
みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございやす。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「自動車が何台止まっていたら渋滞と呼ぶのか?」 ということでいきましょう。
そうしましょ。





まず、渋滞の定義付けとしては 「台数」 ではなく 「距離や時間」 で決まっています。

何台止まっていたらではなく、何km止まっていたら、何分 (時間) 止まっていたら、ということです。

警視庁交通部の統計としての渋滞の定義は、
「一般道路で20km/h以下の走行速度、高速道路で40km/h以下の走行速度」 になった状態を渋滞と呼んでいます。

一般道路での渋滞というのは、通常信号待ちによるものが大多数です。

しかし、信号でひっかかっている車列が長かったとしても、
一回の青信号ですべての停止していた車列が捌ける場合は渋滞と呼びません。

あくまでもこれは各都道府県警察の渋滞の定義としてです。( ゚Д゚)

国家公安委員会の指針では 「郊外部高速道路などは40km/h以下」 、
「都市高速道路などは20km/h以下」 、 「その他の一般道路などは10km/h以下」 、
というように各道路において時速 (走行速度) で決定している模様。

次に、みなさんご存じNEXCOが管理している高速道路での渋滞の定義なのですが、
「40km/h以下で低速走行や発進と停止を繰り返す車列が1km以上で15分以上継続した状態」 と定義付けています。

時速、距離、時間すべてに条件があるそうな。
小学校のときにならった 「はじき」 ですな。( ゚Д゚)

この渋滞の定義の最小である1kmの間に自動車が何台いるのでしょう?

ちょっとだけ仮定してみましょうか。

トラックやバス、バイクは含まず普通乗用車だけが渋滞にいるとしましょう。

普通乗用車の車長は約5m。

すべての自動車が停止中として、車間距離は自動車1台分 (約5m) 空けています。

1000 <距離> ÷ (5 <車長> + 5 <車間> ) = 100

単純計算ですが、1kmの距離に100台いる計算…。( ゚Д゚)
現代版の参勤交代のようなノリです。

実際には車長も車間距離もバラバラでずっと停止しているわけではないので、
絶対に100台いるわけではありませんからねっ。( ゚Д゚)ただの仮定。




というような感じなのですが、渋滞の定義をご理解頂けたでしょうか?

定義を理解したところで、渋滞にははまりたくないですな。
こんな時間のロスったらない!

誰だ渋滞なんて考え出したやつ!
誰の許可取って渋滞なんかしてんだ!

こんな風にイライラすること必至なのが渋滞。

なので、僕は混雑が予想される長期国民休暇は自動車で出かけません。

ゴールデンウィークやお盆、年末年始なんかに自動車を走らせていたら、
まさに飛んで火に入る夏の虫。

しかも高速道路の渋滞につかまったら逃げるにも逃げられない。
これはもう袋の鼠というやつです。

普段行かない土地や長距離運転をする時などには、
あらかじめ交通情報などを調べてからお出かけしたほうが良いかと。

事前に渋滞を回避することでストレスも軽減できますし、
それによって事故防止に繋がると言えます。

渋滞中の低速走行であれば、起こる交通事故の程度もたかが知れていますが、
事故が頻発するのが交通渋滞時。

イライラしたり居眠りしたり、低速走行中だからと脇見、おしゃべり、
スマホやカーナビを見たりなど前方不注視や漫然運転が起こりやすい、と。

今日も一日、安全運転でいきましょう。( ゚Д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ

参考記事: 「交通渋滞はなぜ起こる?渋滞発生のメカニズムは?」




( ゚Д゚)つ免許合宿の人気ランキングが地域別、職業別、性別、プランごとに見れます

+Agent
Pocket
LINEで送る