教習所の技能教習 「特別項目」 って何をするの?


みなさんどうも、自動車学校で指導員をやっていた気持ちのゆきちよです。( ゚Д゚)ノ

今回は 「第二段階項目15:特別項目の内容 について触れていきたいと思います。

「特別項目って何をするの?」 って思う教習生がなかなか多いものですから。

技能教習項目としての目標は 「地域特性などからみて必要性の高い運転技能を修得する」 となっており、
全国各地の教習所それぞれで実施内容が違うということです。

通っている教習所がどういう場所にあるか?が教習の内容に変化をもたらすという、疑惑の技能教習。

それが特別項目。( ゚Д゚)





運転教本にのっている特別項目での実施例としては、以下のようなものがあります。

・山道でのカーブ走行
・雪道での走行
・都市高速
・特殊な駐停車

もちろん、運転教本にのっているからといって絶対にやる内容というわけではありません。

しかし、学科試験では問われることもありますので、
勉強はしっかりしておく必要があります。

みきわめ、卒業検定での技能試験では特別項目は見られるない項目なので、
この項目15の時間は運転練習ではなく、体験の時間です。

教習所によっては、この体験項目をシミュレーターで実施する場合もあります。

それでは、特別項目の時間に実施される内容について、
自分の知っているものを簡単にまとめていきますので参考程度にどうぞ。( ゚Д゚)ノ

通っている自動車学校の特別項目で何をするのかは、
指導員に聞くなり当日までの楽しみにしておきましょう。

山道でのカーブ走行

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山道と書いてあるように、山道の多い地域であれば実施します。
よほど都会にある教習所ではやらないでしょう。

山道に行くまでに時間の大半を取られていたらダメですしね。

「山道のカーブ」 では勾配があったり、カーブ先が見通しにくかったり、
連続カーブがあったり、速度を作りにくいといった特性があります。

はみ出してきた対向車と正面衝突するなどの交通事故が考えられます。

雪道での走行

雪道を走行する車02
雪がよく降る地域で実施される特別項目の内容です。

積雪、凍結、わだちなどでは通常の走行感覚とは違う運転をしなければなりません。

スタッドレスタイヤ、チェーンをまいて雪道を走行したり、
もしくはシミュレーター、スキッドカーを使用して教習する場合も。

その場合は横滑りなどの擬似体験を行います。

都市高速の走行 (首都高速)

高速道路01
都市部ではクモの巣のように高速道路が張り巡らされています。

大阪、東京、名古屋などの大都会ではありがちな光景。

これは 「高速教習」 ではありません。

高速教習はまた別に設けられています。

高速道路で合流する際に通常なら右側に合流するところを、
都市高速では左側から合流したり。

都市高速ならではの違い、注意点を習いましょう。

時間制限駐車区間 (パーキングメーター)

[標識] 時間制限駐車区間00
これも都市部によく見られるものです。
駐車場とはちょっと違いますがね。

時間の制限、利用料金の発生、そこで発行されるチケットなどの説明を聞き、
駐車枠内に車両を駐車する練習をします。

実際に路上にある時間制限駐車区間に行って駐車したり、
教習所内に駐車枠だけ設けられているところもあります。

この規制標識は学科試験によく出てきますよ。 (勤めていた教習所がるA県N市は都心部だったので)

立体駐車場での駐車

駐車場でのバック駐車
田舎ではなかなか見られない立体駐車場。
都市部ではよく見られますよね?

普通にマンションの駐車場、ショッピングモールの駐車場など、
当たり前のように立体駐車場があります。

もしくは教習所のお客様用駐車場も立体駐車場なのでは?

都会は土地がなく、自動車も多いです。

地上に大きな駐車場を作ることができないので、
限られた敷地内に上へ上へと駐車場を作っていく必要があるわけですな。

夜間の走行

夜間の交通02
夜間、前照灯のハイビームとロービームの切り替えをしながら走行しながら、
照射範囲の違い、対向車が来た場合の対応などを体験します。

交通事故は夜間によく起こると言われています。
正しいヘッドライトの切り替えを覚えておきましょう。

街灯の少ない道路を走行したりもしますので、
ライトの照射範囲外からの危険を予測しながら運転する必要があります。

地域というより時間帯的な特性と言えなくもないですが、まぁちょっと黙っておきなさい。

田舎ではハイビーム、交通が増えてきたらロービームに切り替えたり。

その地域ならではの交通に合わせたライトの切り替えなどの体験という事にしておきましょうか。

住宅街 (狭い路地) での走行

住宅街の多い教習所でやる内容です。

中央線がないような路地だったり、
それこそすれ違いすら難しいような狭い路地を走行します。

「どの地点で対向車をやり過ごすか、すれ違うか」 など判断が難しいのが狭い路地。

とても実践的な特別項目です。

悪路体験

悪路とは条件、状況の悪い路面の事。

雪道での走行と似ています。

砂利道であったり、凹凸路、湿潤路面での走行体験をします。

危ないので、シミュレーターやスキッドカーで体験するだけの場合が多い模様。

「アクロの丘」 を思い浮かべたそんなあなた、是非友達になりましょう。

ガソリンスタンドの使い方

ガソリンメーター01
最近はもっぱらセルフスタンドが多くなってきています。

地域特性というか、絶対に必要な給油の一連の流れを体験しておきましょう。

エコドライブ

アイドリングストップ00
市街地であれば信号や他の交通量が多く、止まったり動いたりする運転になりがちです。

そんな道路状況を利用してエコドライブを実施する自動車学校もあります。

環境問題がささやかれる昨今、僕は環境に配慮はしていません。
しかし燃費は気にしますので、結果環境に配慮できています。




というような感じで特別項目が実施されていく事になるのですが、
いかがだったでしょうか?

もし不安であれば、よく担当してもらっている指導員に聞いてみるのもいいですね!

逆に 「こういうわけわからんことをやったよ!」 っていう一風かわった体験をした方、ご一報くださいw( ゚Д゚)

実際にこういった場面に遭遇しても対処できるように、
特別項目の技能教習でしっかり体験しておきましょう。( ゚Д゚)b

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( ゚Д゚)つ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ



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