みなさんこんにちは、現役教習指導員的存在感ゆきちよです。( ゚Д゚)ノ
「軌道敷」 という言葉はご存知でしょうか?
教習所での学科などでは 「軌道敷内」 という言葉では聞いたことがあるかもしれません。
「軌道敷内」 とは 「軌道敷の中」 という事なのですが、
では軌道敷とは一体なんぞや?( ゚Д゚)というのが今日の内容。
軌道敷とは日本全国ありとあらゆる場所にあるというわけではなく、
特定の地域にのみ存在しているものです。
というのは、道路上に路面電車が走行している地域の事なのですが、
軌道敷というのは路面電車が走行するレールを指します。
細かく言うなら、路面電車が通行するレールの幅+左右に0.61m (61cm、610mm) を加えたエリア、
これを軌道敷と呼んでいます。
このレール幅にプラスで左右0.61mを加えるというのは路面電車の車両横幅を考慮して、
路面電車が通行に必要な空間を確保するという意味ですな。( ゚Д゚)
普段路面電車が走行していない地域にお住まいの方は、
ドライブ中に急に道路の中央に線路が出現したビックリです。
なんで道路の真ん中にレールが敷かれているんだ、と。
知らずに間違った軌道敷への対処をしてはいけません。
軌道敷通行のルールを解説していきますので、
この機会によく覚えておきましょう。( ゚Д゚)ノ
大前提のルールとしては軌道敷内の車両の通行は認められていないのです。
当然です、路面電車が走行するレールなのですから邪魔の一言です。
何か危険が迫った時に自動車はハンドル回避が可能ですが、
路面電車はレール上しか走行できませんので左右への回避ができません。
そもそも路面電車が走行するために造られたレールなので、
その他の車両みだりに進入してレールを痛めつけてもいけませんし。
レールの上では滑りやすいので停止距離もアスファルト上よりも多くなってしまい危険。
なので、基本は軌道敷内通行は不可です。
ただし、これはあくまで原則です。
車両の通行が認められている場合もいくつかあります。
道路中央に軌道敷があるため、右左折を伴う横断や転回のために横切るのは許可されています。
そう、軌道敷に沿って走行するのではなく、ただ横切るだけです。
これは常態として認められている軌道敷内の通行方法です。
例外的に軌道敷上を走行し続けても良い規定もあります。( ゚Д゚)b
⇒ 「軌道敷内通行可」 の標識により許可されている場合。
⇒ 駐車車両、工事現場、道路損壊により軌道敷をまたがなくては通行できない場合。
⇒ 最初から軌道敷をまたがなくては通行に必要な左側部分が確保できない程に幅員 (道幅) が狭い場合。
このような3場面においては仕方なしに軌道敷内の通行が可能です。
が、あくまでも例外規定でありますし、軌道敷のメインは路面電車です。
邪魔をしてはいけませんので、もし後方から路面電車が自車へ接近してきた時には、
可及的速やかに軌道敷外へ出なくてはなりません。
他の要因から軌道敷外へ脱出が困難な場合には、
後方の路面電車の運行を妨げない様に必要な距離を保ちながら走行する必要があります。
なんともややこしく定められてはいますが、
簡単に言えば路面電車の邪魔をしない事です。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
自分が生活する圏内において路面電車が走っていない場合、
軌道敷への対処法は非日常である事は間違いないでしょう。
かつて運転免許を取得する際には教習所で一度習ってはいるはずですが、
普段関わりがなければ忘れてしまいがちです。( ゚Д゚)
この機会に軌道敷への対処法を覚え直し、
遠出した時に路面電車と遭遇する地域へ行っても慌てないように。
以外とふたした時に出会います、路面電車に。
「あ…ここ路面電車いるんだ。」 みたいな。( ゚Д゚)
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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