オートバイを 「単車」 というけど語源ってなんなの?


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申します。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「バイクの事を単車と呼ぶのはなぜか?」 という感じでいきましょう。

単車とは一般的に原動機 (エンジン) 付きの二輪車のことを指しますな。
たとえばオートバイやスクーターがその例。

普段何気なく、これらの乗り物のことを単車なんて呼びませんか?( ゚Д゚)
実は単車という言葉にも由来があるのです。





最近の若い方だと単車と言われてもなかなかピンと来ないでしょう。

教習のときにも単車という言葉をポロっと出してしまうときがあるのですが、
「え?なんですか?」 みたいになる場合があります。

別に道路交通法上の正式名称ではありません。
正しくは自動二輪車と言いますから。

ではなぜ単車?
タイヤが2つのバイクの何をもって単車?

タイヤが1個ならわかるけど、と。

一輪車だったら単車というのもわかるけども、と。

そんな風に思っちゃいますよね。( ゚Д゚)

どちらかというと、単車という単語はオジサン世代の方がよく使っているように思えます。

かくいう自分も単車とよく口頭で使いますが。( ゚Д゚)

べ、べつに僕はオジサンじゃありませんよ。

さて、ではなぜ自動二輪車のことを単車というのか。

さかのぼること半世紀以上前のオートバイが発売された当初、
なぜ単車と呼ばれるようになったのかの由来が見つかります。

かつて、オートバイというのは趣味などで利用する乗り物ではなく、
物資の運搬などのために側車付きや荷台のある乗り物でした。

側車というのは、いわゆるサイドカーの事。

流通初期には現在とは逆でこの側車がセットになっているバイクが大半。

この側車 (サイドカー) がついている状態のバイクを複車と言っていました。

これに対なす言葉として、側車が外されている状態のバイクを単車と呼称するのです。( ゚Д゚)b

今となってはバイク単品が多数派、むしろ側車付きバイクなんてほとんど見かけることもなくなりました。

これにより、複車と呼ぶ機会も自然と減ってきたため、
バイク単品が常識の今は単車という言葉だけが残った、と。

ヤンキー漫画とかだと未だに単車という言葉が出てきますな。

きっと作者がその時代に生きていた人物だからでしょう。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

単車という言葉の誤解は解けましたか?
あるいは正しく理解して頂けたでしょうかね。( ゚Д゚)

何気なくあふれている言葉にも、さかのぼれば 「なるほど!」 という語源があるのです。

最近ではまたバイクのブームでも来ているんですか?

結構僕がつとめる教習所にも二輪免許を取得しに来る方が増えました。

特に、女性の方でバイクに乗りたがる人が増えたのかな?なんて思います。

今ではバイクは運搬などの実用的な乗り物ではありませんが、
趣味、移動手段としては大きな意味を持つ乗り物です。

歴史も長く、用途は変われども言えることはいつも同じ。

安全運転を心掛ける、という事。( ゚Д゚)b

交通事故に遭えば、痛いのはライダー自身です。

楽しく、安全にバイクに乗って、今日も無事故、無違反で過ごしましょう。( ゚Д゚)ノ

っていうか 「単」 と 「車」 っていう漢字、形が酷似してるな…。
どうでもいいけど。

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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