みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しまする。( ゚Д゚)ノ
本日のお題は 「伊予の早曲がりとはどんな運転か?」 という事でいきましょう。
伊予というのは、愛媛県伊予市の伊予。
この地方特有の自動車の走らせ方があるという事ですな。
伊予の早曲がりなんて技の名前みたいにカッコイイ響きですが、
やっている行為自体は立派な道路交通法違反であります隊長!( ゚Д゚)
名古屋走りや松本走りとはその地域での運転マナー全体的に 「それどうなの?」 というのに対して、
伊予の早曲がりとはある特定の運転行為に対して付けられた俗称。
さて、伊予の早曲がりとはどんな運転なのか。
一言で言えば、右折車両が対向直進車よりも先に右折を開始することです。
交差点を右折しようと赤信号で先頭車両として停止中、
青になるやいやな妨害してはいけない対向直進車両を妨害して右折するのです。
対向車よりも早く曲がろうとすることから伊予の早曲がりと命名されています。
<参考動画:You tube>
これもんです。( ゚Д゚)有り得ないでしょ。
本来、道路交通法上では右折車両は対向車両の進行を妨害してはならないと規定されています。
自動車の運転免許を持っていない人でも知っているような当たり前の法律なんですが、
ここではロケットスタートを切れば先に右折をしても良い風潮。
参考映像の対向右折車は、早く曲がろうとし過ぎて曲がった先の反対車線を走行しています。
自分が進入すべき通行帯に進入する事ができない状態、
つまりはハンドルの適切量の判断と操作が追いつかない速度で右折してしまうのです。
この地域に住む方たちが全員こういった自動車の運転をしているかというと、
もちろん必ずしもそうとは言えません。
しかし、伊予の早曲がりという名がつくという事は、
それ相応にこの危険な右折をしようとするドライバーが多いのも事実。
大都市ではできない走り方ですな。
東京、大阪、名古屋などの都心部などでは無理でしょう。( ゚Д゚)
信号が青になった瞬間は歩行者が横断歩道を横断し始める瞬間ですから。
人の往来が少ない地域だからできてしまう走り方なのでしょう。
伊予だけに限らず、近辺の松山市や新居浜市でも危険右折が見られるそうな。
いやー。( ゚Д゚)いろんな地域それぞれに独自の交通マナーがあるものです。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
伊予のローカルルールを理解し、もしこの場面に遭遇しても温かい目で見守りましょう。
なにはともあれ、みなさんはこのような運転は絶対にダメですぞ。( ゚Д゚)
参考動画のような動き出しであの速度域ということは、
急発進をするにもほどがありますからね。
中には青信号に切り替わる直前からみきり発進 (フライング) で先に右折しようとする運転手もいます。
もちろんこちらも道路交通法違反で、これは信号無視ですな。
とくに大きな交差点でこの伊予の早曲がりが発生するわけですが、
理由としては青になって直進車両が自分までに到達する距離が長くなるからでしょう。
こちらも負けじと 「行かせるか!」 なんて思って急発進で直進しようものなら、
間違いなく交通事故になるはずです。
典型的な右直事故。
一番防ぐことができるはずの右直事故です。
確かに右折待機は場合によっては、時間の無駄に思えるかもしれません。
最悪、信号が変わったり、右折矢印信号になるまで右折できないかもしれません。
かと言って、待ちきれずに先に右折を開始しても良い道理もありません。
飛んで火に入る夏の虫とならないような運転をしましょう。
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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