みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しまする。( ﾟДﾟ)ﾉ
すでに運転免許証を取得している方、これから教習所に通うつもりの方、
「運転免許証の限定解除」 というものを聞いたことはあるでしょうか？
限定免許というのは、8t限定中型免許や準中型5t限定免許、
普通車AT限定免許や他には普通自動二輪小型 (125cc) 限定免許などがあります。
挙げれば他にも限定免許の種類があるのですが、
本日はこの限定免許の限定解除についてお話していきます。
限定解除というのが何か、というのをまず述べておきます。
さきほど挙げた例の中でわかりやすいのはAT限定普通自動車免許や8t限定中型免許でしょうか？
この2つの限定解除に係る課程で教習所に入校する方もかなり多くいます。
マニアックな限定免許でいうと、大型特殊自動車カタピラ車限定や農耕車限定というのもありますが。
またそれは別の機会に。
まず、AT (オートマチック) 限定普通自動車車免許。
これは普通自動車免許の事なのですが、通常であれば普通自動車免許というのは、
MT (マニュアル) 車もAT (オートマチック) 車も乗る事ができる免許。
AT限定免許というのは、普通車の中でもAT車にしか乗る事が出来ませんという条件付き免許です。
逆を言えば、MT車に乗る事ができないというわけです。
もし乗ってしまえば違反。
無免許運転ではなく、条件違反に該当します。
8t限定中型免許は、通常であれば中型免許は車両総重量11t未満の自動車に乗る事ができる免許で、
その中型車の中でも総重量8tまでの自動車しか乗ってはいけませんという条件付きになっています。
所持している免許で乗れるはずの車種の中でも条件を付されている免許を限定免許といいます。
そして、その条件を外す事を限定解除というわけですな。( ﾟДﾟ)
8t限定中型免許 ⇒ 中型免許
AT限定普通免許 ⇒ 普通免許
限定解除すると、上記のように所持免許が進化します。
限定免許の限定解除をする方法は2つあります。
1つ目は、運転免許試験場にて技能審査 (実技試験) に合格する事です。
しかしこれはなかなかにハードルが高い (難しい) 限定解除の方法であるため、
ほとんどの方が次に紹介する2つ目の方法により限定解除をします。
2つ目の方法というのは、自動車学校へ通い限定解除に係る教習を受けて、
教習所で行われる技能審査に合格後に合格証明書を試験場にもっていき解除するというもの。
技能試験の課題内容については修了検定とほとんど変わりません。
路上運転はありませんので、すべて所内で行われます。
修了検定とほとんどかわりないとは言いましたが、
第二段階の内容である方向変換や、8t限定解除であれば後方間隔もあります。
この教習所で行われる技能審査に合格すると技能審査合格証明書がもらえまして、
この証明書が難関の試験場での運転試験免除になるのです。
有効期限は合格日から起算して3か月ですので期限を切らさないよう。( ﾟДﾟ)
教習を受けるといっても、何十時間も技能教習を受けたり、
学科教習を受けたりしなくてはならないという事はありません。
たった数時限の技能教習だけです。
長いものでも10時限弱で終わってしまいます。
AT限定解除なんてたった4時限です。
短いでしょう？( ﾟДﾟ)
そう、短いんですよ。
すでに免許自体は持っているわけですので、たった数時限で済むのです。
その為、限定解除に係る教習料金もかなり安い (数万円) です。
まぁ、あくまでも最短時限数がという話なので、
技量不足であれば延長に次ぐ延長教習になりますが。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか？
「この免許で十分だ！」
と思って取得したはずの免許だとは思うのですが、
就職先でもうちょっとデカい乗り物に乗る必要が出てきたりします。
マニュアル車の社用車しかない職場かもしれません。
趣味でとった小型限定二輪免許であればバイクに乗っているうちに、
もっと高排気量のバイクに乗りたい欲が出たりします。
限定解除のための教習であれば、
時限数も短いですし、その分の教習料金も安いです。
ちょっと時間のある時、仕事の合間なんかに限定解除してみはいかが？( ﾟДﾟ)
生活の幅がちょっと広がりますよ。( ﾟДﾟ)b
かつて通っていた教習所という懐かしい場所も楽しめます (？)
あ、余談ですが 「眼鏡条件限定解除」 というのもありますが、
これには運転試験はありません。
視力検査をするだけです。
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ﾉｼ
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