S字はわかるけど、クランクは何故クランクっていうの?


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございやすぅ。( ゚Д゚)ノ

狭路課題であるS字コースやクランクコースというのはご存知ですかね?
教習所での難関コースとして有名ですな。

S字コースは、なぜS字コースと呼ぶかわかりますか?

道路形状が 「S」 の形をしているからですよね。( ゚Д゚)そのまんま。

じゃあ、クランクコースはなぜクランクと言うんでしょう?
っていうかクランクって何?





クランクなんて言われてもなかなか想像しにくいですな。

教習生の方も最初はクランクが何かわからない方も多いですし、
後半になってもクランチとかクラックとかわけのわからない名称を言ってくるくらいです。

なかなか日常に馴染みがないものなのでしょうか?

と思いきや、そんな事もありません。

世の中にはクランクであふれかえっています。

というわけで、さっそく、クランクコースの由来について述べていきましょう。

いや、まず興味ある人がいるのか?こんな事。( ゚Д゚)
まぁ、いいでしょう。

世の中のあらゆるものには成り立ちがあります。
それを理解するのも大事でしょう。

教習生の方であれば別に知る必要もないのですがね、
特に教習指導員をやっている方であれば知っておかなければなりませんぞ。

「先生!なんでクランクって言うんですか?」

そんな時は以下の内容を発言すると好感度が3程度上がるでしょう。

S字コース形状がSという文字の形から由来している事は先に述べた通り。

クランクコース形状もクランクの形に由来しています。

は?Σ( ゚Д゚)だからクランクって何よ?

クランクというのは、ある機械的構造の事を示しているのですが、
イメージがしやすいのは自転車のペダルホースの手動巻き取りのハンドルです。

釣りをやっているフィッシャーマンな貴方ならばリールもイメージしやすいかと。

左右交互に直角にカクカクになっている、そう!その部分。

クルクル回すでしょう?

手足の上下運動 (往復運動) をクランクを通して回転運動に変換する部分の事です。( ゚Д゚)b

古い自動車であれば窓の開け閉めもこのクランク状のハンドルにより操作していましたが、
今となってはボタン1つの自動式のものにはなっていますわい。

クランクコースはこのクランクという機械構造が語源となっていますが、
特に初期の映画撮影用の手回しハンドル式のものが直接の由来となっているそうな。

余談ですが、クランクコースには別名がいくつもありまして、
屈折コース、直角コース、桝形 (ますがた) コースなんていう風にも言います。

表現は違えど全部同じものです。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

クランクコースの由来について理解できたならば、
釣りのリールにでも思いを馳せながらクランクコースを通過すればエラ呼吸になれるでしょう。

クランクコースを自動車学校特有の道路形状だと思っている教習生の方が多いのですが、
ぜんぜんそんな事はありませんぞ。( ゚Д゚)

運転経験の長い方なら路上で何度もこのクランク状の道路を通ったことかと思います。

実際の路上にあるクランク状の道は難しいところも多いです。

難しいところというか、怖いところというか。

クランク状で片方が崖になっている上に坂道になっている場所とか、
住宅街の中で両サイドがブロック塀になってたり邪魔な電柱まであったりとか。

「実際の道路にはクランクみたいな道路なんてありませんよね!?(´;ω;`) 」

なんていう発言をされる教習生の方もいらっしゃいますが、
決してそんなことはありませんよ。

別にこういったクランク状の公道を走る練習を、
クランクコースで練習しているわけではありませんがね。

しかし、S字コースやクランクコースといった特殊形状のコースで、
車輪の軌跡感覚やバンパーの描く軌跡、内輪差感覚を得ることが重要。

自動車学校では運転免許を取得したあとに経験するであろう、
未体験の道路形状にも対応できる技術を習得していきましょう。

頑張りましょう。( ゚Д゚)ノ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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