本日の教習内容 「急制動」 2016.04.21

毎度どうも、ゆきちよと申したり申さなかったりする者です。

本日の記事内容は普通自動二輪の教習についてです。
項目は 「急制動」 でござり。(゚д゚)ノ

この急制動は技能第二段階の項目であり、
卒業検定の課題にもなっておりますな。





まぁ、苦手な方が多いかと存じます。

「40km/hの速度で11m以内に停止 (小型二輪なら30km/hの速度で8m以内) 」

時速40kmというのは秒速11mです。

極端に言えば1秒以内に停止しなければならない、と。

四輪車でかける急ブレーキとは勝手が違いましてな。
四輪自動車であれば持てる力をすべて振り絞ってブレーキペダルを踏みつけても問題はありませんが・・・。

自動二輪車 (バイク) でそんなブレーキをかけたらどうなるでしょうか?

タイヤがロックして転倒しますよね。
タイヤが2つしかありませんし。

転倒というとちょっとソフトな言い方かもしれません。

40km/hという速度からのフルブレーキをやってしまえば、
転倒というよりかは吹っ飛ぶかもしれませんな。

走っている自転車のホイールに傘投げ入れたら飛びますね。
あんな感じです。

ベルトもなく、車体に守られているわけではないのでそんなフルブレーキをかけたら死ねます。

日本各地の教習所で急制動中の事故というのはぼちぼち発生するそうで。

鎖骨を折ったり、アバラを折ったり、腕や足を折ったり。

ヒ、ヒェー(´;ω;`)

なので、バイクでの急制動にはテクニックが必要です。

ただスピードを上げて、ただブレーキをかければ良いというものではありません。

路上で交通事故が起こるのは停まることができないからですよね?

つまり、ブレーキを上手にかけられないといけない、と。

速度を上げるのは自分の都合で好きなように上げていけばよいのですが、
停止する、となると自分の都合ではいかない。

限られた残りの距離の中で、衝突しないように停止しなければなりません。

その残りの距離、速度次第では事故になってしまいます。

「急制動」 の目標にも書いてあるように 「安定した制動」 を行わないければならないので、
タイヤをロックさせたり、エンストして11m以内に停止しても意味がありません。

だって安定してないですもの。
バイクで不安定 = 「危ない」 ですから。

よく教習中、急制動をやっているときに注意、アドバイスされることはなんでしょう?
よく思い出してしっかり守ってやりましょう。

個人的にはまずブレーキ配分というよりかは、
最初は40km/hをキープすることを意識してもらっていますかね。

検定のときに速度が40km/hに満たなければやり直しになりますから。
かと言って早すぎれば11m以内に停止できず失格になります。

なので、まずは毎回40km/hを作る練習です。
簡単そうに思えますが、これにも技術が必要です。

次は、制動をかけ始めるタイミングの練習ですかね。

教本にも 「制動開始地点」 と書いてありますよね?
赤いパイロン (コーン) の部分です。

この赤パイロンよりも前から前後輪ブレーキをかけると、
検定ではやり直しになります。

いわゆるフライングというやつですね。

なんでもかんでもやり直しさせやがって!
と思いますよね。

赤いパイロンにきたら制動を開始するわけですが、
やはりみなさん、パイロン到達よりちょっと早めに前後輪ブレーキをかけちゃいます。

そこでまず、 「制動開始地点」 という言葉の意味を考えてみましょう。

「制動開始地点に到達したらまず何をしますか?」
と聞くとこう答える教習生の方が多いです。

「ブレーキをかけます!」

と。

当たり前ですよね?
そんなことは分かっているんです。




この質問の意図は、 「何ブレーキをかけるか?」 ということです。

教習生の方が言うブレーキは前後輪ブレーキのことを指す場合が多いです。

いやしかし、その考えこそがフライングの要因ですよ、と。

制動というのは前後輪ブレーキだけではありません。

制動開始地点までは40km/hを保って走行しているわけですよね?

なので、その40km/hを保つためのスロットル (アクセル) を戻すことこそ最初の制動と言えませんか?

アクセルをゆるめると、四輪車でも速度が遅くなっていきますよね。
エンジンブレーキをいうやつです。

急制動中によく、アクセルを戻していないのに前後輪ブレーキをかける方がいます。

これが上記のアクセルをゆるめるという行為がない結果の失敗です。

なので、 「制動開始地点」 ではまずスロットルをゆるめる (エンジンブレーキ) をかければよいのです。

赤いパイロンに到達したらスロットルをゆるめる!
ゆるめたら次に前後輪ブレーキ!

これによってフライングでのやり直しも減るんじゃないでしょうか?

40km/hを保てる → 制動開始地点前から前後輪ブレーキを使わない。
これができたら次にブレーキの配分をつかんでいきましょう。

いきなり全部やるにはちょっと余裕のない課題が「急制動」 です。

最初から11m以内に停止することを考えず、
前後輪ブレーキの配分、ロックがかからない加減、
これらをつかんでいき、最終的に11m以内に停止できればよいでしょう。

一番ケガをしやすい課題です。

十分気をつけて、焦らず順番にこなしていきましょう。(゚д゚)ノ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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