みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申します。( ﾟДﾟ)ﾉ
昨今、自動運転に関するお話をよく耳にしませんか？
「障害を検知して自動ブレーキをかけてくれる！」
「車線からはみださないようにハンドルをアシストしてくれる！」
「っていうか全自動だし！」
そんな感じ。
自動運転車にもレベル (の定義) があるのはご存知でしょうか？( ﾟДﾟ)
みなさんの自家用車は自動装置はついていますか？
自動運転車の 「自動」 とは、人間が操作を加える事なく車が自律的に操作や走行してくれる事です。
現在は公道に全自動の自動車が走っていることはありませんが、
将来は全自動の自動車が行きかうという予想もつきます。
研究が進めば、いつかはそうなるかもしれません。
さて、現在一般的に道路を走っている自動車の多くには、
自動運転車の言う 「自動」 部分は装備されていません。
自動運転なし、という事。
これら一般的にみなさんが乗っている自動車の自動運転レベルは 「0」 です。
レベル0…。( ﾟДﾟ)なんとも素晴らしい響き。
レベルがありません。
無です。完全なる闇。
冗談ですが、レベル 「1」 となるとどういったものかとなると、
自動ブレーキやハンドル補助システムなどが備わっている自動車です。
その中でどの機能か一つだけをアシストくれる自動車をレベル1と定義します。
レベル1は運転支援と言い換えられます。
これらはCMでもお馴染みで、各メーカーが売りにしていますな。( ﾟДﾟ)
次にレベル 「2」 はどの程度か、と。
レベル1が自動装置単独発動に対して、
レベル2はブレーキ、加速、ハンドル操作のうち複数が同時稼働可能な自動運転車です。
レベル2はようやく部分自動運転となります。
さて、レベル 「3」 ともなるとそろそろか？となってきます。
このレベル3から本格的に自動運転と呼べる代物になります。
特定の条件の良い交通状況下や天候状況が良いときのみと、
限定的に自動運転を行ってくれるレベルです。
システムが自律的に状況判断を行い運転操作を自動で行ってくれますが、
緊急時やシステムからの要請があった時にはドライバーに操作をゆだねられてしまいます。
なので、レベル3は条件付自動運転となります。
無人運転はしてはいけません。
現在 (2017年11月の段階) ではこのレベル3の自動運転車までが市販されています。( ﾟДﾟ)b
レベル3がここまできたなら、いよいよレベル 「4」 はどうなってしまうんや…はぁはぁ。
レベル4は高度自動運転と呼ばれる段階にまで上がります。
レベル3のすごい版と思いましょう。
レベル4の自動運転車は運転しやすい環境が続く限りは、
加減速、操舵すべてをシステムが自動的に行ってくれるものです。
無人運転が可能という事です。
ただし、先述した通り運転しやすい環境が途切れる場合には人間による操作を必要とします。
…そして、ついにレベル 「5」 のお話。
レベル5が自動運転の最終段階となります。
つまりは完全自動運転が実現します。(( ﾟДﾟ))
すべての状況下において、自動システムが制御してくれるもので、
「ドライバーなんぞいらねぇよボケ！」 というのがレベル5。
近未来的過ぎます。
でも日本政府は近々これを普及させる事を目標としているんですから恐ろしい。
普及させようとするのはいいけど、大流行はしない気がします。
だって、自動車の運転が好きな人って多いでしょ？
運転手は何もしなくてもいいって、そりゃ本当に電車やバスのようなただの移動手段になります。
しかも、すべてがシステム頼りになるということは、
自動車のオーナーが望むような加減速をしてくれるわけではありませんからね。
「やっぱこのお店に寄りたい！」 という急な寄り道などの臨機応変な対応もできるんでしょうか？
こういう所にはやはり人間の判断、操作が必要な気がしますので、
今の段階ではそんなに言うほど普及しないかな、なんて思っちゃいます。( ﾟДﾟ)
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか？
全自動の車って未来が広がりますけども、
操作に人間の手が加わるから運転も楽しいものなんですけどもね。
全自動の自動車同士が万が一交通事故を起こしたら責任の所在は？
メーカー？
政府？
自動車のオーナーには責任ないでしょ？( ﾟДﾟ)だって全部自動なんだもの。
「いったい誰が事故の責任を取るの？」
というような裁判が起こりますよ、きっと。
楽しみでもありますが、きっと自分は買う事はないでしょうね。 (今のところは…。)
という事で、本日は 「自動運転車のレベルについて」 でした。
お読み頂きどうもです。( ﾟДﾟ)ﾉ
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ﾉｼ
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