みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでござんす。( ゚Д゚)ノ
本日のお題は 「自動車学校で行われる修了検定とはなんぞや?」 ということでいきましょう。
これから教習所へ通う方、教習所へ通っているが修了検定がよくわからない方。
是非一読しておきましょう。( ゚Д゚)b
とりあえず前置きとしては、今回の内容は普通自動車課程メインですので。
その他の車種課程に関しては軽くしか触れていませんのであしからず。
修了検定というのは、一言で言ってしまえば仮免許を取得するための試験です。
修検なんて略されたりもしますな。
本来、この仮免許証を取得するためには運転免許試験場での試験を受けなくてはなりません。
が、よほどの限りでないと合格できません。
ということで、指定自動車教習所で行われる修了検定に合格すると、
この運転免許試験場での試験が免除扱いになるのです。
この修了検定 (技能試験) 合格後3か月以内に仮免学科試験と適性試験に合格すると、
見事仮免許証の交付を受けることができます。( ゚Д゚)b
⇒ ( ゚Д゚)つ 【参考記事:仮免許とはどういう免許証?】
修了検定 (技能試験) の内容は、複数設定されたコースの内の1つを走行する中で、検定員に採点されていきます。
試験課題としてはS字、クランク、坂道発進、路端停車、踏切などの通過です。
本当はもっと細かく色々な設定基準があるんですが。
これらの課題を含む試験コースを持ち点100点の状態からスタートし、
減点方式によりコース完走時に70点以上あれば合格、と。
中型自動車や大型自動車の場合は60点以上です。
この運転試験中、検定員は受検者の運転行動を採点していきます。
減点細目がかなり細かく設定されており、
その細目に該当する行為、行動があれば減点していきます。
5点 ~ 20点の減点、検定中止項目 (一発失格) などがあり、
一度だけのミスなら減点されない項目もあります。
見事基準点を保持したままコース走行を完了すると修了検定合格。
おめでとうございます。( ゚Д゚)となります。
コース間違いをした場合の失格や減点はありませんので大丈夫。( ゚Д゚)b
⇒ ( ゚Д゚)つ 【参考記事:運転技能試験でコースを間違えたら失格?それとも減点?】
ちなみに、普通自動二輪、大型自動二輪、大型特殊自動車、
牽引自動車の課程には修了検定がありません。
というのも、第二段階の路上教習がありませんので仮免許が必要ないからです。
二種にも修了検定はありませんが、第二段階は路上教習を実施します。
二種の場合はすでに一種免許を所持していることが前提ですので仮免許を取得する必要がありません。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
この修了検定、かなり緊張します。(( ゚Д゚))
練習のときにはできたいたはずのことも検定中できなかった、なんていう事例はよくあります。
練習の時の実力を仮に100で表すとしたら、
検定中は実力の100すべてを発揮することはできません。
100すべてを発揮できる人はまれでしょうし、
そんな人は心臓に毛が生えています。3本くらい。
我々指導員もこういった運転試験を受けるときには、日頃のすべてを出し切ることができません。
せいぜい良くても70 ~ 80くらいまでしか実力を出せません。
裏を返せば、検定中にミスは付き物だということです。
多少のミスをすること前提でいきましょう。
完璧な走行を求めてもガチガチになってしまうだけです。
もし検定中にいつもしないようなミスをしまっても、
それをいつまでも引きずると運転に支障が出ます。
検定中止項目以外でのささいなミスは気にしないようにしましょう。
この修了検定に合格すると、晴れて第二段階の路上教習へと駒を進められます。
頑張りましょう。( ゚Д゚)b
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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