本日の教習内容 「後退 (バック) 」 2016.04.12

みなさまどうも、ゆきちよと申したり申さなかったりするものです。

今回のお題は 「後退 (バック) 」 についてお話しましょうか?

あ、遠慮なさる?
まぁそう言わずに!





この後退というのは、教習生のみなさん、なかなか苦手意識があるようで。

苦手というか、よくわかっていないというほうが正しいでしょうか?

まず、この 「後退」 をする時間は技能第一段階でありますね?
しかしこの段階では深くつっこんで後退練習をするわけではありません。

S字やクランク、左折時にタイヤが縁石に乗り上げたり、
ハンドルを切り遅れて前方が通れない場合に切り返すときに後退をするかと思います。

まぁこの段階では、外輪差、ハンドルを切ったときの車の進行方向、
後方確認、速度調節、このあたりが理解できていれば良いかと思います。

第一段階で後退の要領を得たら、
第二段階の項目10 「方向変換・縦列駐車」 でいよいよ応用というわけです。(゚д゚)

ってな感じで本来は教習が進んでいくのがベストなのですが、
第二段階になってもいまだにハンドルをどっちに回して後ろに下がればいいかわからない。

速度もろくに低速コントロールできない。

そもそも後方を見ずにバックしようとする・・・。

こんな感じの方が多いですね。

なんで前を見てバックするの?と良く聞きますが、
理由がない場合が多いです。

もしくはハンドルを見るために顔が前を向いているとか。

逆に自動車を前進させているときに後方を見ながら前進させていたらおかしいですよね。
怖くないの?っていう。

前見ながら後ろに下がっていたら、まさに上記と同じことをやっているわけですよ。

速度にしてもそうです。
なぜそんなに速いスピードでやろうとするんだ、と。

とくに縦列駐車なんて考えながら自動車を動かしていきたいところなのに、
そんな速い速度だったら考えている時間はあるのか、と。

方向変換にしてもしかり。

第一段階でやったクランクのときと、前後で進行方向は違えど、
自動車が曲がろうとする道は同じ曲がり具合 (直角) です。

クランクのときにブレーキ全部離して、クリープ現象全開で行きましたか?
ブレーキを踏みながらクランクを通過していたでしょう?

それがいきなり後退になると、ブレーキを全部離してしまう。

動くといったらまずブレーキを全部離す。

これではなかなか直角には曲がれないでしょう。

「難しい!」 と言う教習生に限ってこれです。

まずはブレーキを踏みながら動かしましょう。
違う言い方をすれば、ブレーキを離さず動かしてください。

ブレーキの踏み具合が 「0 か 10」 ではいけません。
本当は 「1 や 3 、または5」 という中間の踏み具合があるのですから。

ハンドルをそんなに一生懸命回さなくても大丈夫です。

一生懸命回さなければならないのは、
ブレーキを離して速度が速くなったために、
ハンドルを早く回して帳尻を合わせなければならなくなっているのです。

しかし、遅い速度が作れたらどうでしょう?

遅い速度に合わせたハンドル操作で済みますね?

ハンドルをのんびり回せるように、
そして 「考える余裕」 を作るためにはまず低速 (ブレーキコントロール) を意識しましょう。

この 「考える余裕」 は速度が遅いほど容易に作れますし、
それが結果として 「操作の余裕」 にもながります。

「ハンドルをどっちに回せばいいんだっけ?」 と考えられます。

考えられると言っても、
そもそもハンドルをどちらに回したら、
自動車がどちらの方向にバックするかも知っておかなければなりませんよ。

これも勘違いしている教習生が多いのですが、
「R (リバース) ギア」 に入れたら逆になるのはハンドルの操作ではありません。

左右の動きが逆になるのではなく、
前後の動きが逆になるだけです。

つまり、Rギアに入れてハンドルを右に回して下がれば、
自動車は右方向 (→) に下がります。

左方向 (←) もまたしかりです。

右にハンドルを全開にした状態で前進してみなさい。
そうしたら自動車は右周りにグルグル進むのは想像できますね?

じゃあその右にハンドルを全開にした状態で一度停止して、
今度はRギアに入れてハンドルは右に全開のまま下がってみなさい。

今描いた円を逆回転 (左周り) するでしょう?

まさか右周りなんてしてませんよね?




というように、まずは自動車の動きをイメージしてみましょう。

イメージができたら実践です。

「後方を見て」 → 「低速を作り」 → 「進みたい方向へハンドルを回す」
これが後退 (バック) の基本です。

「ここでハンドルをどれだけ切って~」 などという、
そんな小手先のテクニック (目印) なんぞはどうでも良いのです。(゚д゚)

まずは基本通りに自動車を後退させられるかです。

これができるようになればあとは次第に体感を得られます。

何度やってもまったくだめな教習生には目印を教えたりしますけどもね。 (ぁ
向き不向きはありますので。

目印は必要悪というやつです。

しかし、できる見込みのある教習生にいきなり目印を教えるのはさすがにいただけませんな。
これは指導員の怠慢もいいところです。

何事に置いても、まず基本を教えるべきでしょう。

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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