本日の教習内容 「徐行」 2015.12.17

毎度どうも、ゆきちよの本日の教習内容についての時間といえばその時間です。

最近いっきに寒くなりましたね。
教習中にはホットココアでも飲みながら教習したいと常日頃思っています。

本日の内容は 「徐行」 についてお話しようかと思います。






まだ教習を開始していない方は聞きなれない言葉でしょう。

しかし、もう実際に教習をしている方であれば、
耳にタコができたりイカができているほど聞いていると思います。

徐行という速度はイメージで言えばゆっくりです。

法律的な言い方をすると 「車両をすぐに停止させられるような速度」 と言いますね。

学科教本には 「10km/h以内の速度」 や 「ブレーキを踏んで1m以内に停止できる速度」 なんていったりも。

しかし、法律上はとくに何km/hという明確な定義はありません。

ものすごく簡単に、保育園児の息子に徐行の意味を伝えるとするならば、

「すぐに止まれる」

という風に言うでしょう。

裏を返すと、10km/h以下の速度であっても、
ブレーキを踏んで1m以内に停止できるような速度であっても、
注意しなければならない対象 (危険) に気付き遅れてすぐ停止できなければ徐行ではありません。

ちなみに徐行しなければならない場所というのは法律上以下のつの場所が定められています。

①「徐行」の道路標識等があるところ
②左右の見通しがきかない交差点 (信号機や警察官等の手信号による交通整理が行われている場合及び優先道路を通行している場合を除く)
③曲がり角付近
④上り坂の頂上付近
⑤勾配の急な下り坂

学科の問題にもちらほら出ますので覚えておきましょう。

で、前置きはこれくらいにしておいて、
徐行について詳しく書きたいわけではなくてですね。

交差点の右左折について書きたいのですよ。

交差点の右左折時も徐行しなければなりませんよね?

上記した5つは 「徐行しなければならない場所」 です。

交差点の右左折時の徐行は 「徐行しなければならない場合 (時) 」 です。
まぎらわしいですね。

そんな右左折の、特に左折時の徐行についてお話します。(´ω`)

技能第1段階で一番最初にみなさんが苦労しているのがこの 「左折」 です。

左折といってもただ交差点を左に曲がればいいわけではありません。

左折も法律で 「30m手前地点から合図」 「巻き込み防止のための左寄せ」
「徐行で側端に沿って小回り」 などしなければならないと定められ、
それに伴う安全確認をしなければなりませんよね?

MT (マニュアル) の方であればさらに、クラッチ操作 (半クラ) 、 減速チェンジなどもしなければならず、
やることがたくさんありすぎてワチャワチャの教習生が多発。

大変だと思います。

しかし、大変にしているのはあくまでも自分自身です。

もっと余裕をもって各操作をしましょう。
とくに曲がり始める瞬間に余裕のない教習生が多いですね。

大回り (ハンドル切り遅れ、戻し遅れ、右振り) や、優先車両の確認忘れ、
減速チェンジ忘れ、のちのエンスト。

これが普段よく目の当たりにする現象ですが、
結局これはすべて余裕のなさが一因となっていると思います。

そしてこの余裕のなさは、速度が徐行になっていないことが根本にあります。

みなさん、徐行という言葉をもう一度よく考えてみましょう。

「すぐに停止できる速度」 ですぞ。

曲がる前に一度停止するための操作や気持ちにしていますか?

曲がること前提で左折開始地点まで自動車を進めていませんか?

徐行しているのではなく、ただ減速しているだけではありませんか?

きっと中途半端に速度が残っていますし、
自分では遅くしたつもりであっても、本当はその速度は速いんですよ。




いろいろやらなければならない左折のときに、
多くの作業を速い速度でやるか、
遅い速度でやるか、どちらが確実にできるかとなったら自明の理です。

速いせいで間に合わなかった!ではダメです。

遅い分には速度を上げればいいだけの話です。

しっかり停止できるような速度に減速することで目が動きますし、
目が次に向かうことで手も足も動いてきます。

この左折での速度コントロールが、のちのS字、クランクでも活きてきます。

左折ができない人がS字やクランクができるわけないですし、
S字やクランクの段階まで進んで狭路コースがいまいちな人は、
左折をやらせてもイマイチです。

所内コース (技能第1段階) での左折くらいは、自分の歩行速度並みの徐行をしてみましょう。
競歩のときの速度はダメですよ。

ほんじゃあ、今日はこの辺で。ノシ




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