本日の教習内容 「ゆるいカーブ」 2016.03.01

まいどどうも、世界のゆきちよです。

今年初めての教習内容についての投稿になるわけですけども、
教習所職員にとってこの時期はとても疲れるのです。

繁忙期というやつですな。(´-ω-`)





だからあまり投稿していなかったのです。

しかし、残すところ繁忙期もあと1ヶ月と考えると意気揚々としてきたので、
久々に教習内容について記事でも書こうかしら、なんて気分なのです。

でもよくよく考えたら残り1ヶ月というのは長すぎるという結論に至りました。

そして今日は普通車ではなく、自動二輪の教習内容でいきましょう。
ちょうど今日は二輪車 (バイク) の教習をしてましたし。

しかも天気がよく気持ちのいい日に乗れてよかった。

いつも普通自動車の記事ばかりだったから、たまには二輪車 (バイク) のことでも、ね。

いつかは中型とか大型とか、二種とかも気分が乗ってきたら書きます。

ほいでは、今日の内容は 「ゆるいカーブ」 についてちょっくら書きましょうか!

 

自動二輪車 (バイク) の事故ってどういう場所で起きやすいと思いますか?

よく事故が起こる場所は、 「カーブ」 と言われているのですが、
カーブはカーブでも 「ゆるいカーブ」 か 「きついカーブ」 か、
よりどちらのカーブのほうが事故が起こりやすいのでしょう?

これはよく教習のときに教習生にも質問したりするんですけどもね。

まぁ、半々くらいの答えが返ってきますね。

実は 「ゆるいカーブ」 ですごく事故が起こりやすいのですよ。

えっ!?
って思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

だって 「きついカーブ」 のほうが曲がりにくいような感じもしますもんね。

そんな感じはしますが、逆に 「きついカーブ」 のほうが目に見えて危険を察知できるじゃないですか。

これはどう考えてもきついカーブだな、って。
これはもっと速度落としておかないと曲がれんな、って。

だから、きついカーブの手前では十分に減速するものなのですよ。

しかし、「ゆるいカーブ」 だと、そんなに危機感を持たずに進入してしまうのです。

まぁこれくらいのカーブだったらこのままの速度で行けるか、って。
いつもこれくらいのスピードで曲がってるから今回もこのままで曲がるか、って。

直線路で出してた速度そのままでカーブを曲がり始めてしまうのです。

よくニュースや新聞の記事でも 「事故現場はゆるやかなカーブで~」 って言ってますもんね。
交通事故のニュースとしてはB級なのであまり印象には残りませんがね。

たいていは多少のオーバースピードでもカーブは曲がれてしまいますよ。

遠心力というものは強くかかってきますけどもね。
(遠心力は速度の2乗に比例する。)

二輪車 (バイク) って車体を傾斜させられるじゃないですか。
俗に言う 「バンク」 をかけて曲がっていけますよね。

車体をバンクさせることによって遠心力を殺せてしまいますから、
多少速度超過していても車体を傾けながら曲がれるのです。

四輪車ではそうはいきませんが。
車体を傾けて曲がれないので、遠心力を殺すにはあらかじめ減速しておく必要があります。

二輪車 (バイク) は速度を落とさなくても遠心力に打ち勝ちながらカーブを曲がれるということですね!
素晴らしい乗り物だ!

と思いきや、じゃあカーブ中にセオリーから外れたものが存在していたらどうでしょう?

たとえば、駐車車両、対向からセンターラインをはみ出してくる自動車、
道路横断中の歩行者、その他もろもろ。

まぁなんでもいいんですよ。

速度が速ければ速いほど、その危険物が目の前に現れるのは一瞬です。

「あっ!」 って思った瞬間には回避行動を取らねばなりませんね、とうぜん。

どうやってその危険物を回避しましょうか?

急ブレーキをかけましょうか?

急ハンドルをとりましょうか?

それともブレーキもハンドルも両方操作して回避しましょうか?

バイクで急ブレーキをかけるとどうなりそうですかね?
車体前部に大きな荷重がかかって転倒の可能性がありますよね。

自転車に乗っている友達の前輪に傘投げ込んだことはありますか?
前のめりになって宙返りしちゃいますよね。

ちなみに僕は傘を投げ込まれたことも、投げ込んだこともあります。(゚д゚)ぁ。

転倒しないにしても、カーブ中で車体がもともと傾いているのに、
前輪に荷重がかかると舵角がかわってしまいますよ。

本来自分が描こうとしていた軌道とは、別の軌道を高速で描き始めてしまいます。

こりゃ危険だ!

じゃあ、急ハンドルを取るしかない!

となっても急ハンドルはバランスも崩しやすいですし、
それこそ速度が残っている状態で思ってもいない方向へバイクが進んでいくのはどうでしょう?

その先に別の何かがあっても困りますよね。




そもそも危険なものが目の前に!って状況だと、
その危険なものに視線を奪われてバイクごと突っ込んでいきそうなものですが。

自転車とかバイクは見ている方向に吸い寄せられていきますからね。
脳が無意識下でコントロールしているのでしょう。

なので、カーブ中に速度が残っている状態でイレギュラーなものが存在すると厄介なのです。

けっこう二輪車 (バイク) って言ったら、
機動性があるし、車体も小さいし、回避するのが簡単そうなイメージってありますよね。

ところが、そうでもないんです。

二輪車は 「急」 とつく操作には危険が伴います。

なので、二輪教習中の方はもちろん、
日常的にバイクにまたがるライダーの方たちもカーブ中に速度をあまり残しちゃだめですぞ。

車体が小さいために車線の少し右のほうに移動しながら曲がったり、
バンクをかけたりすれば別に速度が多少速くてもカーブは曲がれますけども、
それをちゃんとカーブを曲がれていると勘違いしてはいけません。

突発的な操作を求められたときに対応できないのが二輪車だということを肝に銘じて、
安全なライダーを目指して教習を受けましょう。(´∀`)ノ

なにかあったときに保険だけではまかないきれないのがバイクです。
自分の命で支払わなければならない事態にならないように気をつけましょう。

ほんじゃあ、今日はこのへんでー。ノシ




( ゚Д゚) < 最短5分で終わる無料の自動車保険一括見積もりサービスを試してみるかい?





Pocket
LINEで送る