教習指導員資格審査の試験内容は?

サラリーマンチェック
みなさんどうも、現役教習指導員のゆきちよです。(゚д゚)b

今回は 「教習指導員資格取得のための審査内容」 について書いていきます。

審査 = 試験 と考えていただければ結構です。

すでに自動車学校に入社して、事前教養を受けている方の場合であれば、
この教習指導員審査の内容を把握していることかと思います。

まだ自動車学校に入社していない方、もしくは独学で受検しようと考えている方などで、
試験内容の把握が出来ていない方への参考にでもなれば。(゚д゚)ノ



◆教則の内容となっている事項、その他自動車の運転に関する知識

→ 筆記試験で行われ、正誤式、択一式、論文式などで出題されます。

いわゆる学科教本の内容や、運転理論、自動車構造などが問題内容となります。

論文式であれば合格基準は85%以上、その他であれば95%以上。

◆自動車教習所に関する法令についての知識

→ 筆記試験で行われ、正誤式、択一式、論文式などで出題されます。

俗に言う 「指定自動車教習所関係法令」 というものですが、
これがなかなか厄介な科目です。

しかし、今後教習を行っていく上では絶対に身につけておかなればならない知識です。

論文式であれば合格基準は85%以上、その他であれば95%以上。

◆教習指導員として必要な教育についての知識

→ 論文式、面接式で行われます。

教育心理学とも言われる審査科目です。

合格基準はどちらの試験形式でも80%以上。

◆教習指導員として必要な自動車の運転技能

→ 実車にて技能検定採点基準に基づき行う実技科目です。

合格基準は85%以上。

発進、交差点、坂道発進などでの確認行為が2回忘れられただけで不合格ということです。
安全不確認は-10点されます。

一般ドライバーレベルの技術では合格は不可能です。
事前に教習所でしっかり乗り込んでから試験に臨みましょう。

あらかじめ、コースをしっかり覚え、どこで何をするかを把握し切っておく必要もあります。

◆技能教習に必要な教習の技能

→ 実技試験、面接試験で行われます。

技能教習方法とも呼ばれる科目です。

実車で行う場合、試験官が運転手となり、
技能検定基準にもとづき現象 (減点、危険行為) を出しますので、
それについての指摘を口頭で行います。

危険なときにはブレーキ補助を行う必要がある場合も。

指定された教習項目についての説明 (交差点、狭路、坂道発進など) をする場合もあります。

僕が受検したときは、受検者全員が最初にボンネットなどをあけて日常点検の項目をやってから、
走行中での技能教習方法を行う形式でした。

合格基準は、それぞれ80%以上。

◆面接

→ 文字通り、試験官 (公安委員会) を相手として面接試験を行います。

内容は、すべての科目についての総合的な問いだと考えて問題ありません。

プラスアルファの内容として、時事問題、交通事故情勢、
勤めている教習所の状況などについて問われます。

面接と組み合わせて、指定された学科教程1つを面接時に学科教習として、
試験官の目の前で行う場合もあります。

学科教習方法とも呼ばれる科目です。

合格基準は80%以上。

 

というような試験項目になっております。

これらすべての科目に見事合格することが出来れば、
晴れて 「教習指導員資格」 の取得となります。

1つの科目でも不合格となれば、資格の取得はできません。

しかし、一度合格した科目について、次回審査に持ち越すことができます。
つまり、次回審査時には不合格となった科目だけ受検すれば良いということです。

ちなみに合格科目の有効期限は1年という定めもあります。

1年のうちに何度指導員審査が行われるかは、
各都道府県によって若干差異がありますが、
たくさんあるわけではありません。

自分が受検した○○県は年2回でした。

試験科目や方法なども都道府県で違いがあったりもします。

教習所によっては 「審査2回までに合格しなければ解雇」 などと決まっていますが、
これは各教習所によって不合格が許される回数は違います。

しかし、資格取得ができていないうちでも給料は払わなければならないので、
当然長い目では見てくれません。

一度で合格する気合と、勉強をしなければならないと考えておきましょう。

かつては 「技能指導員」 と 「学科指導員」 というように別々の資格であったのですが、
道路交通法改正によって2つの資格を併せ持った 「教習指導員」 という形になりました。

技能も学科も教習に従事できる資格にはなりましたが、
その分、試験内容も増え、ここ最近では難易度も上がっています。

「○問まではミスしても良いな。」 と考えているようではダメです。
すべての科目において満点を取るつもりでなければ到底合格は出来ません。

しっかり勉強をして、悔いの残らないよう指導員審査へ臨みましょう。(゚д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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