<参考:http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/provision/4.html>
みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでござんす。( ゚Д゚)ノ
本日のお題は 「交通死亡事故者数に計上される人にもルールがある。」 ということでお願いします。
交通事故で死んだら、誰でも死亡者数にカウントされるわけではない、と。
参考画像のグラフでは平成26年までのデータが出ているのですが、
平成27年度の全国交通死亡事故者数は4.117名でした。
前年比の+4名という結果。
このグラフを見てわかることがありますよね?( ゚Д゚)
年々、交通事故でお亡くなりになる方が減少しています。
右肩下がりです。
業績が右肩下がりでは困りますが、死亡事故者数が右肩下がりなのはとても良いこと。
10年前くらいは2倍くらい交通事故で死ぬ人がいたわけです。
逆を言えば、10年前の半分くらいまで減っているということ。( ゚Д゚)
ここ数年を見れば、だいたい4.000人ちょっとあたりを推移しています。
「そうか、近年は毎年4.000人くらいが交通事故で死んでいるのか。」
ともなりますが、このグラフのデータに関わらず、
ニュースや警察庁などが発表している死亡者数も同じものなのですが、
本当はもっと多くの方が交通事故で亡くなっているというのをご存知でしょうか?。
これらのデータに計算されている死亡事故者数はすべて、
交通事故が起きてから24時間以内に死亡している方のみです。
つまり、24時間を超えて (1日以上経過して) から死亡した方の場合は、このデータに含まれていないということです。
正直、僕自身はなぜこういう計算方法なのか理解できませんが。
交通事故で死亡している事にはなんの変わりもありませんし、
24時間が経過してから死亡したからって、なんなのでしょう?( ゚Д゚)
なので、警察のお偉いさん方は 「頑張って24時間は延命してくれぇー!」 と願っている。
24時間が経過してから死亡した場合には、 「よかった、これで死亡事故者数に計上しなくて良い!」 と喜ぶわけです。
悲しいお話ですが、現実、そういうデータ上で一喜一憂している人間たちも、
世の中には存在しているわけです。
これが自分の身内ともなればそうも言ってられないでしょうがね。
所詮は対岸の火事でしかありません。
ちなみに、24時間を経過してから死亡した交通死亡事故者数は、
日本全国で約5.000名弱くらいです。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
よくニュースでやっているのが、 「○○県の交通死亡事故者数の計上漏れ」 という話題。
交通死亡事故者数に含むのか、含まないのかの判断誤りによるもので、
過少計上が問題になったりしております。
とくに、愛知県ではこの交通死亡事故者数の過少計上によって、
計上漏れのあった件数修正によって死亡事故者数全国ワースト1位連続10数年という結果になっています。
別に計上漏れは愛知県警だけではありませんけどもね。
千葉県警や佐賀県警でも、過去に過少計上が問題になっていました。
24時間以内に死亡した者のみの計上、それに加えて県警の過少計上、
これらによって実際に交通事故で死亡した人数は捻じ曲げられています。
データがすべてではありません。
本当はもっと多くのドライバー、同乗者、歩行者たちが悲惨な交通事故に遭っています。
死亡している人が年々少なくなっているからと言って、
交通事故自体が目に見えて減少しているわけではありません。
自動車技術の進歩による安全性の向上や、
医療技術の進歩のおかげで死ななくて済んだだけというのはザラ。( ゚Д゚)
この事を念頭に置いてこれからも安全運転を心掛け、
悲惨な交通死亡事故を起こさない、遭わないような運転をしていきましょう、
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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