本日の教習内容 「狭路(S字、クランク)の通り方、コツ その2」 2015.07.04

教習所 クランク00
この前も狭路の通り方についてうんたらかんたら述べた記憶があるんですが、
今日も今日とて狭路にて通過不能の教習生がいまして、
その子はうんざりした様子でした。

僕もうんざりしました。嘘です。なんとか頑張ってもらいました。





前回も言いましたが当然 「ここでこれだけ切る」 という目印は教えません。

【S字】

<参考動画:You tube>

【クランク】

<参考動画:You tube>

その子はS字はなんとか通れるんですよね。

ただ内輪差でぎりぎり擦りそうな勢いですけど、
まぁ、なんとかって感じで。

クランクに関してはなぜか前輪からボンボンつっこむんですよ。
ほんとに面白いようにボンボンいきます。

爆笑しようかと思いました。

なにか憂さ晴らしでもするかのように頭からぶつかっていきます。

個人的にはクランクよりS字のほうが通るの難しいと思うんですけどね。

クランクであればハンドル全開でいいんですよ。

S字はゆるいカーブなのでそれに応じたハンドル量がありますので、
車の描く軌道をイメージできないとなかなか通れませんから。

S字では 「ここで、こう!」 というものが通用しませんね。
なのでS字ができればクランクも通れそうなものですけども。

その教習生も決して速度コントロールができていないわけではないんです。

逆に低速を作れているのになぜハンドルを切るタイミングを掴めないのか、と。

クランク通れない教習生はすごく多いです。

しかし、たいていは内輪差で後輪を引きずるんです。
なので頭からつっこむパターンはわりと少数派なんですけど。

その子は車の長さがあまりわかっていなかったようでした。

「内輪差知ってるよね?」

「知ってます。」

「車は長さがあるんだから、前から後ろまですべてがここの角を通過できなきゃいけないんだよ?」

「わかってはいますけど、なかなか・・・。」

ほんとにわかってるんかい!

と疑り深く、

「車の長さって何メートルなの?」

って聞きましたよ。
そしたら思いがけない答えが来ましたよ!

珍回答集に載せたろうか貴様!と。

「70センチくらいですか?」

「70?(゚д゚lll)」

メートルで聞いてるのに、そこをセンチで答えてくるあたり流石w

仮に70センチだったら頭からつっこんでも曲がれますわ!
むしろ70センチてw

自分の身長より小さいんかいwww

「70センチてw車が自分より小さく見える?w」

「いや、そんなことないですねwww」

ってw
そりゃそうだろw

「じゃあ改めて聞くけど何メートルくらいに見えてきた?」

「2メートル?」

まだ小さいwww
というか自分より少し大きいだけやんwww

どんだけ自動車を過小評価してんだよwww

もうしびれを切らして答えを言いました。

「4.7メートルだよ。5メートルあると思ってね!」

「そんなにですか!」

可愛いやつめ抱きしめるぞ(゚д゚)




車のサイズ感を知ることもやはり狭路を通る際には必要です。

「車両感覚を掴んで適切な進路と速度を選ぶ。」

というのが狭路通過の目標ですからね、原簿に書いてありますが。

よく教習車として使われるコンフォートを人間の体で考えると、

ボンネット (車先端から前輪まで) = 頭
ボディー (前輪から後輪まで) = 胴体
トランク (後輪より後ろ) = 下半身

こう考えるとクランクの角を曲がるときには、
胴体を使って曲がるわけです。

下半身で曲がろうとすると前方のポールに頭がぶつかります。

運転慣れている人ならばこんな事を考える必要はありませんが、
誰しも無意識のうちに、

「曲がりたい場所に前輪がさしかかったらハンドルを切り始める」 ものです。

もちろん一気に切るわけではないですよ。

これはバイクにしても中型のトラックにしても言えることです。

ただ前輪の位置がなかなか掴めない教習生が多いことも事実です。

なので細かいことを考えず、
まず車の頭が曲がりたい場所にきても我慢してください。

まだ前輪が到達していません。

頭が少し曲がりたい場所から通過したあたりを意識して曲がりはじめましょう。

当たり前ですが、いくらハンドル切るタイミングを掴んだからといって、
車の速度が速かったり、ハンドル回すスピードが遅かったりと、
バランスが取れなければ通れませんからねw

とりあえず明日からレッツトライ!
僕はお菓子を食べて惰眠をむさぼります!

ほんじゃあ、おやすみなさい。ノシ
<


Lapomine
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