本日の教習内容 「狭路(S字、クランク)の通り方、コツ」 2015.06.12

夜のS字カーブ
みなさんこんにちは、元教習指導員のゆきちよでございます。( ゚Д゚)ノ

みなさんはS字、クランクと言われるいわゆる狭路コースを覚えてますか?

ひっかかったり乗り上げたりポールへ接触した人も多々いるでしょう。

「こんな形の道なんかないわい!」

なんて思いながら苦手な狭路コースの練習をしたことでしょう。

今、自動車学校へ通っている方は教習原簿でも見てみて下さい。

原簿の項目にS字、クランクのことを 「狭路の通行」 って書いてますよね?





狭路 = 狭い道て…おいおい、嘘つきめ!Σ( ゚Д゚)

「うわっ、狭路かよぉ…通れるかなー。」

「いや、無理だ死のう。」

そんな風に思った時期もあると思います。

【S字】

<参考動画:You tube>

【クランク】

<参考動画:You tube>

本日の教習中 (みきわめ) 1回目クランクを通る時に、
7回もひっかかるわ、切り返しのやり方は知らんわで通過不能の子がいました。

その子は、今までの教習でこう習ったそうです。

「ここまで来たら一気にハンドルを切る!」

という、いわゆる目印を教えてもらったみたいなんです。

縦列とか、方向変換にしても目印を教えてやらせるのって、
個人的には博打くさいと思うんですよ。

「○○が見えたらハンドルを切る。」

とか、

「ポール何本目から切る。」

って習ったことがある方いません?

スタート位置とか、座席による顔・目線の位置、
ハンドルを切るスピード、自動車を動かす速度。

どれを取っても毎回まったく同じってありませんよね。

目印の見え方は同じでも確実に車のいる位置、
自動車の描く軌道がずれてきます。

もっと自動車の動きを見させてハンドルを切るスピード、
自動車を動かす速度をバランスをとって調節をさせないといけません。

でないとセオリーから外れたとき対応が出来ない運転手になりそうです。

本日ひっかかりまくりの子も、

「どうしたらいいですか?」

と聞いてくるもんだから、

「いや、逆にどうしたらいいの?」

って返して考えさせましたけどね。
少し時間はかかりましたけどね。

まぁここでこっちにこんだけハンドル切る!
って教えりゃ早いんですけど。

じゃあそれが本人の為か?それが運転練習なのか?

ってなっちゃいます。( ゚Д゚)

その子にも話したんですけど、
狭路というと狭い道と思っちゃいますよね。

実際道幅は3.5メートルあるんですよ!

え?それは具体的にどれくらい?
となりますが、教習車両として使ってるコンフォートは横幅が1.69メートルです。

まぁ約1.7メートルとして考えて下さい。

3.5 – 1.7 = 1.8

つまり自動車の横幅分あまりますよね?
要は自動車が2台並んでも問題ない道幅ということです!

「狭路」 なんて書き方してるから、
心理的に見えてる道幅を狭く考えて窮屈な通り方をしちゃうんですよ。

自動車の中からだとボディーの死角になってなかなか感覚掴めませんが、
試しに外に出てみるとわかります。

「こんなに余裕があるのか!」

となること必至!

直角のコースだから自動車の動きも直角的に曲がらないと!
って思って、一気にピンポイントで切るのは意味ないです。

少しタイミングがずれたらもう曲がれませんよね。

もっとカーブを描く感じで緩やかに曲がるもんだと思います。

S字もクランクも。

苦手な人は、まず道が狭くないと思い込んで広々と通過してみてください。

もしくは自動車が小さいと思ってください。
その長さ、まさかの3cmです。




という感じなのですが、いかがだったでしょうか?

何事もイメージが大切です。

スポーツにしても、絵を書くにしても、
そう、運転にしてもイメージです。

イメージや欲動がなければ思い通りにはなりませんぜ。

まずは心理的にS字やクランクが難しくするのはやめましょう。
外周コースと道幅はたいして変わりません。

ただ、車道が実線で囲われているか、縁石や溝で囲われているかの違いです。

外周や右左折で思い通りの走行ラインをイメージ通り通行できていれば、
必然的にS字やクランクも通れます。( ゚Д゚)

右左折がちゃんとできていれば狭路も簡単。

狭路が簡単なら右左折も簡単。

右左折ができていないなら、狭路なんて無理です。

ほんじゃあ、またの機会にー。ノシ



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