みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しまする。( ゚Д゚)ノ
本日のお題は 「縦向きと横向きの信号機があるのはどういった理由か?」 という感じでいきましょう。
信号機 (青、黄、赤) といったら横向きのイメージがありませんか?
なぜ信号機の向きに2種類あるのでしょう?
信号機の設置されている向きに2種類あるのも理由があります。
縦向きの信号機なんて、普段は歩行者用信号機でしか見ませんよね。
実は、ある地点を境目にして青、黄、赤の3色信号機の横向き、縦向きが変わるのです。
ある地点というのは、豪雪地域が境目になっています。
豪雪とまでは行かなくとも、例年のように大量の雪が積もる可能性のある地域ですな。( ゚Д゚)
縦型と横型の信号機では、信号機の上に積雪する量が違うのは想像できますな。
横型信号機よりも、縦型信号機の方が上部面積が狭いため、
雪が積もる量が少なくなります。
つまり、信号機にかかる荷重が縦型の方がやわらぐというわけです。
単純に横向きより縦向きの方が積雪面積は約1/3程度になります。
たかが、雪でっ!( ゚Д゚)
ってなるでしょうが、塵も積もればなんとやらです。
信号機が雪の重みで負荷がかかって折れてしまったり、
倒れたりするのを未然に防ぐ対策がこの縦向き信号機。
雪の重みに耐えきれず、交通もある中で信号機が落下してきたら大変。( ゚Д゚)
ちょうど真下を自動車が通過しようものなら大惨事。
なので、雪が多く降り積もる土地には縦型信号機が多く見られるのです。
日本でも南の地方や都心などでは、見ることができないレア信号機。
余談なのですが、雪が多い地域に縦型信号機が多いということを言いましたが、
海外では結構な割合で縦向き信号機が採用されている気配。
気になる方はグーグル先生に聞いてみてくださいまし。( ゚Д゚)ノ
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
信号機が基本的に横向きになっているのは、
青、黄、赤の中でも特に重要な 「赤」 を一番右側に持ってくることで、
街路樹や看板などによって見えなくならないようにするため。
道路脇にはいろいろなものがありますものね。
なので、赤色灯火を一番の道路脇から離れた右側にしているのです。
この並び順は決まり事です。
ちなみに、縦型信号機の場合であれば一番上が赤色灯火。
最初、信号機といったら横向きのイメージ、と言いましたが、
雪国育ちの方であれば信号機のイメージは縦向きでしょう。
北海道や北陸 (特に日本海側) へ行くと、きっとこの縦型信号機を見ることができるはず。
日本海側でも富山県内には多くの縦型信号機が見られますが、
富山県のお隣の石川県内には横型信号機が多いです。
なので、石川県 ~ 富山県あたりが境なんですかね。
そんな北国にはなかなか行く機会がない!って方は、
長野県内や岐阜県内でも見ることができますよ。( ゚Д゚)b
ちなみに、岐阜県は富山県の真下。
岐阜県内であれば県内北部の飛騨地方で見られることでしょう。
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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