二車線以上、導流帯のある場所では右折の右合図は早めに。


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しまする。( ゚Д゚)ノ

教習生のみなさんはもちろん、一般ドライバーのみなさんも、
日常的に交差点において右折をしますよね?

路上での交差点右折はいくつかのパターンが考えられます。

一車線しかない、二車線以上ある、手前に導流帯がある、などなど…。

さて、右折前の合図 (ウィンカー) を出すタイミングっていつでしたっけ?





右折合図は曲がる交差点から手前30m地点ですよね?

しかし、これは法令で定められた原則であって、
状況に応じてはちょっと早めに右合図を出した方がいい場合もあります。( ゚Д゚)

それは二車線以上あるような道路であったり、
右折レーン手前に導流帯があるような道路です。

とりあえず、導流帯がわからない方は以下の記事も参考にどうぞ。

 ⇒ ( ゚Д゚)つ 【導流帯 (ゼブラゾーン) の走行はOKなの?

話を戻しますが、これらの場合に右合図を早めに出した方が良い理由について。

右折レーンは基本的に直進レーンや左折レーンとは独立して作られています。

右折のためには右折レーンへと車線変更、または進路変更をする必要があります。

あくまでも基本は、です。

例外的な場所もたまに見かけますが。

基本的には右折のために進路変更を求められる事が多いわけですが、
そもそも進路変更の合図っていつでしたっけ?

進路変更の合図は3秒前でしたよね?

別に学科試験を解くわけではありませんので、
合図の細かいタイミングなんてどうでもいいんですよ。

ただ、素直に交差点から30m手前で合図を出そうとしていると、
右折レーンに進路変更が完了してから合図を出す事になる場合がほとんどです。

つまり、右折車線へ移動するための進路変更の合図がない状態で、
すでに進路変更をしてしまっているという事です。

普段、自分が運転している時によく見かけるのが、
右折前の右合図が遅い一般車。

それも少数のというお話ではなく、結構多くのドライバーの方が、です。

周りの交通は、他車の合図を見て次の行動を読みながら運転をしています。

合図がない = 直進 というように取られてもおかしくはありません。( ゚Д゚)

次の交差点を右折したい後続車が自分の前の自動車を見たとき、
右合図が出ていなければ 「俺は右折したいし、前の車は抜いていこう。」 と考える可能性があります。

前の車も合図はまだ出していなくとも、同じ交差点で右折したいと考えていたらどうでしょう?

イメージできたでしょうか?

交通事故が起こる可能性がありますわな。

こういう危険性を考えると、二車線以上ある道路や、
導流帯のある道路での右折合図はちょっと早めに出した方が良いですな。

「ちょっと」 という言葉に具体性を持たせるのであれば、
「右折車線へと移動するよりも前から」 という表現になります。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

別に自分が右折したいから合図を出すわけではありません。

極端ですが、合図なんか出さなくても右折はできますもの。

ただ、合図を他の車両はアテにして動いているのです。

合図が遅すぎる、早すぎる、まったく出さない。

これは他の交通が混乱してしまいますし、
ひいては重大事故に繋がる可能性もあります。

道路状況に応じて、基本にとらわれ過ぎる事なく、
合図を出すタイミングを使い分けましょう。

今日も一日、安全運転でよろしく。( ゚Д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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