導流帯 (ゼブラゾーン) を自動車で走行するのはOKなの?

導流帯00
みなさんこんにちは、毎度おなじみの現役教習指導員のゆきちよです。( ゚Д゚)ノ

よく自動車の運転中に白いペイントの縞々模様を見かけませんか?

あの縞々の帯状のものは導流帯というのですけども、
いつもどのように通行しているでしょうか?

という事で、本日の内容は 「導流帯の上を走行しても問題はないのか?」 という疑問にお答えしていきましょう。





まず、導流帯というものをよく知らないという方のために…。

導流帯とは、トップ写真のような通称ゼブラゾーンと言われる、
道路上に白色ペイントが施された縞状の部分のことをそう呼んでいます。

ゼブラという名前が示す通り、シマウマのような黒白縞々のペイント (道路標示) です。

一般的によくこの導流帯が見られるのは交差点の右折レーン手前などですな。( ゚Д゚)b

なので右折車線に進入する車両がこの導流帯付近を走行することになるのですが、
ここで問題なのが 「導流帯を走行してもよいのか?」 ということ。

導流帯にまたがって右折車線に向かう自動車もいる一方で、
導流帯にまたがらないように右折車線に向かう自動車もいますよね?

教習車は基本的に、導流帯にまたがらず走行します。
基本的には、ですよ。

またがる場合もあるということです。

教習車が導流帯にまたがって走行する場合はあとで説明するとして、
道路交通法が定める、法令上の定義はどうなのでしょうか?

導流帯の存在意義は 「自動車の走行を誘導するため」 にあるもので、
道路交通法上では導流帯に入ることは禁止されていません。

よって、この導流帯は規制標示ではなく指示表示であり、
導流帯の上を走行したときの罰則も当然ありません。

かと言って、むやみやたらと導流帯に進入するのもいかがなものかと。

円滑に誘導するために走行しないようにしている標示であるため、
なるべく踏まないことが望ましい。( ゚Д゚)

ただ塗られただけのペイントなので、タイヤとの摩擦によって薄れていったりしますし。

先述した通り、基本的に教習車は導流帯上を走行しません。

例外的に走行する場合もあります。

たとえば、右折レーンに進入しようとするとき他の車線が混雑しており、
導流帯上を通行することで右折レーンへ到達できる場合などです。

規制表示ではなく指示表示なので、通行してはいけない標示ではありませんからね。

通行しないほうが良い標示というだけですから。

もう一度言いますが、基本的には導流帯は踏まずに通行しましょう。

道路交通法上は禁止されていないとしても、
仮に導流帯を走行していた車両が原因で交通事故が発生したら、過失割合が加算される可能性があります。

「通っちゃいかんわけじゃないけど、お願いだからなるべく通らんといてっ!」 と言っているのに通ったら当然ですな。( ゚Д゚)




という事なのですが、みなさまいかがだったでしょうか?
導流帯についての理解は深まりましたか?( ゚Д゚)

教習生の方に導流帯について聞くと、たいていの教習生が導流帯を別のものと勘違いしています。

それが進入・立入禁止部分安全地帯などです。

立入禁止部分も確かに縞々ですが周りは黄色の実線ですし、
安全地帯に関しては縞々ですらないですから。( ゚Д゚)

完全に導流帯とは別物ですぞ。

勘違いして覚えていた方は、これを機に覚え直して正しい認識を持っておきましょう。

本日も安全運転に努めましょう。( ゚Д゚)b

もしよければTwitter (@Uxxxxx) もやっていますので、
質問などがあればツイッターから個別に受け付けます。

( ゚Д゚)つ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ



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