みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申します。( ﾟДﾟ)b
いきなりですが、自動車の運転の時にハンドルを見ながら真っ直ぐになったか確かめてません？
そんな事はやっていませんよね？
自動車の運転を毎日しているドライバーなら、
ハンドルを見ながらの操作がダメなんて当たり前体操ですよね。( ﾟДﾟ)
ただ、教習生にはよくこの症状が見られるのです。
ハンドルを見ながら真っ直ぐに戻そうとする病。
ハッキリ言います。( ﾟДﾟ)
ハンドルを見ながら真っ直ぐに戻そうとしているうちはダメです。
ダメっていうのは、そんな自動車の運転をしていたらダメという事です。
ハンドルの見た目が正位置になったかどうかを確かめて、
タイヤの向きも真っ直ぐになった！なんて満足しているんでしょう？
教習生の方によくいるんですよ。
特にAT免許を取得しにきた女性教習生。
「回したハンドルをどれくらい戻したら真っ直ぐになるか、わからないんです。」
これに対する答えは、回した分だけ戻せば真っ直ぐになる、という事になります。
というか、真っ直ぐに車が動くまでハンドルを戻せば真っ直ぐになります。
当たり前の事ですけどもね。( ﾟДﾟ)
当たり前の事ができないんです。
だって、自動車の動きを見ていないから。
自動車の動きは前方を見ていないとわかりませんよね。
今後、どういう軌道で進むのかという延長線がイメージできません。
ハンドルを見て戻していては、前方を見ていませんから車の動きなどわかるはずもありません。
ただ、運転に余裕がないうちはそれを考える、見る余裕がないんでしょうね。( ﾟДﾟ)
仕方のない事です。
ハンドルを回した周回数を覚えて、その分を数えながらまた戻す、
という指導方法もありますけどもね。
まぁ、そんな指導を僕はしたことありませんが。
邪道ですから。
ただ、だからと言ってハンドルを見ながら正位置に戻したつもりになるのはやめなさい。
それは運転練習ではありません。
ただのハンドルを回す作業です。
左折後、クランクやS字などのハンドル操作量が多くなる場所で、
よくハンドルの戻し具合がわからなくなる教習生がいます。
そういう方に限ってハンドルを見ながら戻して 「よし、真っ直ぐになった！」 と思い込み、
前方を再び見たときに車の進行方向が右か左かにズレるのに気付くのです。
そして、不思議そうにするんです。
えっ？( ﾟДﾟ)
えっっ！？(; ﾟДﾟ)
ハンドルを真っ直ぐにしたはずなのに、車が変な方に動いてる。(;; ﾟДﾟ)
みたいな。
何も不思議なことはないのです。
ハンドルが真っ直ぐになっていないのです。
正しく言えば、タイヤが真っ直ぐになっていないのです。
タイヤが真っ直ぐでなければ、自動車は真っ直ぐ進みません。
運転席から前輪の向きってボディーに隠れて見えませんよね？( ﾟДﾟ)
だから、ハンドルの見た目を頼りに真っ直ぐかどうかの判断をしがちです。
が！
正位置のハンドルの見た目って、ハンドルを左右どちらかに一周回しても同じ見た目ですよね。
見た目は正位置になっていても、右か左に一周切ってある状態かもしれません。
ハンドルが一周切れている状態であれば、当然タイヤの向きは真っ直ぐではないかもしれません。
思ってもみない方向に進んでしまいますな。( ﾟДﾟ)
ハンドルを見ていては上達するものも、そこで停滞します。
前を見ながらハンドル操作をするようになれば、
また一歩必ず上達していきます。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか？
自分の運転を振り返ってみましょう。
ハンドルを見ながら真っ直ぐにしようとしている方。
もう一度言います。
やめてしまいなさい、そんな戻し方。( ﾟДﾟ)
「前を見る。」
自動車の運転だけに限りませんよね？
スポーツだって地面を見てプレイしないでしょうし、
ゲームだってコントローラーを見ながらやりませんよ。
歩きスマホが危ないなんて言いますよね。
スマホを見てたら前を見ていないから危ないんですよね。
ただちに、危なくなるわけではなく、危険が間近に迫ったとき、
対応がかなり遅れるんです。
自動車の速度と歩行速度、どちらの方が速いかなんて不毛な質問ですが、
自動車の運転中に前を見ていないほど危険なものはありません。( ﾟДﾟ)
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ﾉｼ
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