運転中の「危険」は目に見えるが、「安全」は目に見えない。


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しまする。( ゚Д゚)ノ

トップにある写真のような道路を自動車で走行していたら、
なんだかとっても安全な道路なんだと思えませんか?

見通しもよく、真っ直ぐの道で、誰もいません。

しかし、この 「安全だ」 という考え方に交通事故を起こす根本があるのです。





写真にあるような場所をもし自動車で走行するなら、
なんだか運転中にスマホでも見ちゃいそうではありませんか?

「安全」 な感じがしますものね。

だって、ずっと真っ直ぐですし、誰もいないんですもの。

みなさんが普段自動車で走らせている場所ってこんな殺風景な場所ですか?

有り得ないですよね?
日本じゃないですよ、これは。

実際はもっとゴミゴミしています。

交差点もあれば、建物もあり、歩行者や自転車、
他の車両が混合して交通環境を形成しているのです。( ゚Д゚)

自動車の運転中における危険というのは、何をもって危険というか。

それは交通事故に直結するであろう事象、物体の存在です。

わかりやすい例でいうなら、青信号を直進しようと信号交差点に近付いた、
その瞬間に交差側から赤信号無視の車両が突っ込んでくる。

もしくは、左右が見通しの悪い交差点を通過しようと近付いた、
その瞬間に前触れもなく子供が猛ダッシュで横切ろうとする。

どうでしょう、そんな場面はイメージできました?

これらは 「危険」 ですよね。

危ないのが目に見えています。

目の前にそんな危険場面が現れているというのに、
「危ない!…よし、でもスマホを見よう!」 なんて馬鹿な運転手はいませんよね?

危険が目に見えていれば走行中にスマホなどを見るはずがありませんよ。

しかし、こういった危険場面が想定できる道路事情にも関わらず脇見運転 (スマホなど) が後を絶たないのは何故?

ちょっと先の状況を見たときに 「この先は安全だ」 と判断するのが早いんですよ、みなさん。

そこら中に交差点や脇道があるじゃないですか。

しかも、建造物や植木などが遮蔽して見えない部分が多いじゃないですか。

自分の目に見えている範囲内に危険なものがないとしても、
その死角部分に隠れているものたちの一切が見えていないんです。

それなのに、自分が今後進んでいく進路の大分先までを見たとき、
誰もいない事を以て 「安全」 だと判断してしまいます。

安全が見えたように勘違いしています。

安全は見えないのです。

隠れて見えていない部分が路上は多過ぎます。

その死角部分の 「まだ見えていない危険」 をいかに探す運転が出来るか。

この先が安全だと思い込んでスマホに目を向ける…。
論外です。

安全かどうかを決めるのは運転手ではありません。

むしろ、自動車を動かしている最中に安全な瞬間など一度たりともないのです。

そう考えるのが安全運転への一歩でしょう。( ゚Д゚)




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

そもそも交通事故なんていうものは、
自分で 「この先は危険だ!」 と思って進んでいる最中に起こるものではありません。

危ないと思っているのにアクセルを踏んでいるドライバーなんていませんもの。
さすがに減速、停止をしながら先に進むでしょう?

安全だと思い込んでアクセルを踏んでいて、
実際は安全ではなくてブレーキが間に合わないのが事故の大半。

住宅街を40 ~ 50km/hオーバーで走っている人たくさんいません?

目の前に誰もいなくても、目の前以外は死角部分なんです。

でも、自分は安全だと思っているからそんなスピードになるのです。

危険だと思っていればそんなスピードが出るわけがありません。

認識を変えましょう。( ゚Д゚)

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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