路上で障害物を安全に避ける方法。


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでござんす。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「路上での障害物 (駐車車両など) を安全に避ける方法」 というノリでいきましょうか。

教習中や普段自動車を運転しないドライバーにとって、
なかなかやっかいなのが障害物の避け方。





本来そのままの進行方向のまま直進できるはずの所を、
自分の意図に反して進路を変えさせられるわけです。

邪魔ですよね。(; ゚Д゚)
障害物という名が表す通り、障害でしかありません。

まず、路上においての障害物とはどんなものでしょう?

駐車車両 (違法駐車、バス、タクシーなど) 、工事現場、散乱した大きなゴミ、
歩行者、低速の自転車や自動車、想像してみるといろいろな障害物があります。

あ、失礼。
歩行者や自転車を邪魔だなんて言ったらいけませんな。( ゚Д゚)

そしてそれらが可動物、不動物、移動物などにわけられます。

考えられる危険はなんでしょう?

・急に動き出すかもしれない。

・ドアが急に開くかもしれない。

・死角部分から急に人が飛び出してくるかもしれない。

「急に」 という言葉が付く以上、安全な間隔安全な速度を保って障害物を避けなければ危険。

障害物にぶつからないように避けるだけなら簡単。

減速一切なしで、1cmでも間隔を空けておけばぶつからないんですから。

しかしそういう問題ではない。( ゚Д゚)

ただ避ければ良いという話ではないのが障害物。

一般ドライバーたちを見てみなさい。

止まるか、障害物の至近距離を減速せずに避けているでしょう。

2択なんですよ。( ゚Д゚)そのまま行くか止まるか、みたいな。

話を戻して、次に想像してもらいたいのは駐車車両を避ける道路がどんな道路か?

広いのか、狭いのか、片側一車線なのか、多車線なのか。

片側一車線以下であれば、対向車次第で対応が変わります。
多車線なら車線を変えなくてはいけないかもしれません。

どちらにせよ、まずすべてにおいて共通して言えることは、
明らかに他の交通がない場合は障害物と広い間隔を取って、
減速をさほどせず避けることができる、ということ。

問題なのが、他の交通によって障害物を避けるのが容易でない場合。

この場合、まずは避けることを考えてはいけませんぞ。

教習生のミスの多くは、明らかに対向車が来ているのに、
避けること前提で減速なしに障害物にどんどん近付いて行く、というパターン。

速度を落としていない分、判断や操作に余裕がなくなります。

結局、障害物を接近し過ぎて安全な側方間隔が取れない、減速が間に合っていない、
障害物を避けるときに必要なハンドル量が多くなる、という負の連鎖が発生。

もう一度言います。
最初から避けることを考えず、障害物前で安全に停止することを前提に進行しましょう。( ゚Д゚)

停止できるように速度を落としている分、考える余裕 (時間) ができます。

停止できるように減速していく中で、対向車や後続車の様子を見る時間を作り、
避けることができるか、止まるべきかという正しい判断をするのです。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

卒業検定でよく見かけるのが 「障害物を避ける際の側方間隔不保持での失格」 です。

つまり、障害物をギリギリの間隔で避けるという危険行為を行ったために不合格。

先ほども言いましたが、障害物をただ避けるだけではいけません。

考えられる危険を想定し、安全な間隔と速度で避ける、
または障害物前で安全に停止する必要があります。

障害物にも避け方があります。

障害物の大きさ、対向車の大きさ、対向車の進路や速度、
後続車の様子、自分の進行する想定進路と速度、
障害物を避ける時には多くのことを考えなくてはなりません。

そのようなマルチタスクが求められている時に減速をしない、というのはどうでしょう?

速い速度より、遅い速度の方が考える時間と余裕があることは自明の理。

運転において正しく認知、判断、操作をするには、
自動車の速度を自分の能力に合った適切な速度にしておきましょう。

まずは、減速。( ゚Д゚)b

ブレーキを上手に使えるようになることが安全運転への近道です。

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




( ゚Д゚) < 最短5分で終わる無料の自動車保険一括見積もりサービスを試してみるかい?

+Agent
Pocket
LINEで送る