みなさんどうも、現役教習指導員のゆきちよと申します。( ﾟДﾟ)ﾉ
本日のお題は 「交通巡視員とはどんな人のことか？」 で行きましょう。
交通巡視員という言葉、あまり聞き慣れませんな。
この交通巡視員という言葉を聞く機会と言ったら、
自動車学校の学科教習、学科試験の問題くらいなものでしょう。
警察官や交通巡視員による手信号。
というところで、え？何？誰？となること必至。
たぶん多くの方が疑問に持ちながらもスルーしてしまう、この交通巡視員という言葉。
今日はあらゆる制止を振り切り、誰も求めていない中、今ご説明しましょう。( ﾟДﾟ)b
まず、警察官には、交通課と刑事課があるのはご存じですな？
交通課の警察官であっても、管轄外である殺人犯や窃盗犯を目の前で発見した場合、
その交通課の警察官が自分自身で現行犯逮捕しても問題ありません。
警察官は担当課というものはあるものの、職務権限は法令全般に及ぶからです。
刑法だろうが道路交通法だろうが、覚せい剤取締法だろうがなんでも取り締まることができます。
次に交通巡視員、一言で言ってしまえばこちらの正体も警察職員なのです。
ただし、職務権限が及ぶのは道路交通整理、道路交通指導関係のみ。
つまりは道路交通法以外の法令には手出しが出来ない警察職員のこと。( ﾟДﾟ)
制服 (見た目) に関しても、警察官の制服と同じようなデザインとなっているので、
一般人から見ても警察職員だと認識できるものです。
警察官職務執行法によって警備や交通取り締まり中には、
武力を振るうことや交戦が認められていないので、
警察官のトレードマークである警棒や拳銃は所持していません。
しかし現状では、この交通巡視員制度を廃止して、
警察官へと統合している都道府県が多いのです。
見たことがない！という方がいても、まぁ不思議ではありませんな。( ﾟДﾟ)
いかがだったでしょうか？
これで学科試験で交通巡視員についての記述があっても問題ありませんな。
と言っても○×の二択問題だからどうでもいいんですけどもｗ( ﾟДﾟ)
まぁ教養としてですね、覚えておいても損はありません。 (得もありません。)
手信号を行うことができるのは、警察官と交通巡視員のみです。
工事現場のガードマン、駐車場の警備員が行うのは手信号ではありません。
ただの誘導、もっと言えば、 「こういう風にしてください、お願いします。」 というお願いです。
彼らは見た目が警察職員ではないことが明らかですな？( ﾟДﾟ)
法的根拠がある指示ではありませんから、赤信号なのにうっかり進まされてはいけませんぞ。
そこで交通事故を起こしてしまえば、うっかり進んだ自分の責任ですから。
運転、学科試験ともども気を付けて。( ﾟДﾟ)b
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ﾉｼ
参考記事：手信号 <信号って青黄赤のアレだろ？いや、他にも信号は存在する。>
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