速度が速くなると視野が狭くなるっていうのは本当?


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございまする。( ゚Д゚)ノ

速度が速くなるにつれて視野が狭くなるなんて言いません?

もっぱら自動車の運転でよく言われますし学科試験なんかでも問われますが、
「速度が速くなる = 視野が狭くなる」 というのはその他の乗り物、
スポーツなどにおいても同じような事が言えるのではないでしょうか?

それではさっそく今日のお題に入っていきましょう。( ゚Д゚)ノ





サッカーにしろバスケットにしろボールを使うスポーツなどでは、
初心者の頃はボールに視点を置いてプレイしがち。

上級者ともなればボールなんぞはほとんど見ません。

上級者はコート上すべてを俯瞰視野で他のプレイヤーの動きを見ていますが、
初心者はボールに注意が行きまわりの状況が見えないから下手くそなのです。

乗り物に置いても、初心者のうちは近くに視点置いて運転しがちです。

教習所でも 「前を見ろ!」 「遠くを見ろ!」 なんて言われますよね。( ゚Д゚)

視点がたった5°下がるだけでも、視野が半分程度に落ち込むと言われています。

つまり、認知が遅くなり、状況の判断が遅くなった結果、操作が後手に回るのが初心者。

より前を、より遠くを見て運転する事ができるようになって、
ようやく一人前のドライバーと言えるでしょう。

一人前と言っても、自動車を運転するに当たって最低限のラインに達したという意味です。

遠く、より遠くを見て運転することができるようになり、
せっかく視野が広くなってきたのにこれを放棄して運転する人間がいます。

それは速いスピードを出して運転するドライバーたち。

タイトルにもしていますが、よく言うでしょう?

速度が速いほど、視野が狭くなるって。

視野が狭くなるというと語弊があるかもしれませんな。

早くなるにつれて左右見えていたはずの範囲が、突然真っ暗になるわけではありませんもの。( ゚Д゚)

では、どういうことなのか、と。

速度が速くなると目に入ってくる情報量は、遅い速度のときのそれより格段に増えます。

目に情報は入ってくるが、それを処理する脳が追いつかないのです。

ちょっと認識を変えましょう。

物を見ているのは目ではありません。

見ているのは脳です。

脳が認知して、初めて物を見ているのです。

小説だってパラパラと全ページをただめくって見ているだけで内容の把握ができますか?

出来ませんよね?( ゚Д゚)

ちゃんとそのページは目で見ているんですよ。
でも脳の認識が間に合っていないから内容が把握できないのです。

同じ情報量でも、それを認識するための時間が短いほど脳の処理能力が追いつきません。

自動車を運転する時の速度が速いというのは、目に入れる情報を増やしまくっているのです。

ちゃんと目には入っているんですよ?

だから怖いんです。

それをちゃんと見えていると誤解してしまいますから。

若年運転者の死亡事故に繋がる要因の一つとして、
最高速度違反というものがあります。

若いから目が良いんです。

目が良いから見えていると錯覚してしまうのです。

見えてはいるんですが、脳の処理が間に合っていません。

このため若年運転者は、自分にはちょうど良い速度だと思って運転してしまう、
逆に言うと自分にとってのちょうど良い速度をまだ掴むための経験則が足りないと言えます。

おじいちゃんやおばあちゃんたちが猛スピードを出して運転していますか?

いないでしょう?( ゚Д゚)自分の認識能力の衰えを感じて、無意識にセーブしているのです。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

もともと人間の歩行速度なんて平均した時速4 ~ 5km程度のものです。

これは人類が誕生した初期から変わりません。

その速度域に応じた進化しかしていない人間が、
無理に自動車で時速何10kmというスピードを出すわけです。

歩行速度程度に慣れてきた人間の目、脳の処理能力が、
自動車の速度に合わせるという事自体が難しいことです。

自分自身の能力に過信があると怖い思いをします。

出ている速度が高速域であれば、事故になった時の衝撃も跳ね上がります。

視点を動かさずに走っている電車の中の乗客の人数を数えられるくらいの能力の持ち主ならば、
今回の話は通じないかもしれませんがね。

精密に見える人間の目も脳も、案外いい加減なものです。( ゚Д゚)

「大丈夫」 というつもりが一番怖いですからね。

今日も一日安全運転を心掛けましょう。

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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