忘れてたり間違って覚えていたりする基本的な自動車の運転マナー7選。


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申します。( ゚Д゚)ノ

今日は日頃行っている自動車の運転について初心に戻りましょう。

本日のお題は、いつも運転されているドライバーが自然と行っているであろう、
「忘れがち、間違って覚えている運転マナー7選」 をご紹介しましょう。

よく見かけますよね、運転のマナーの悪いドライバーたち。
イラっとしますよね。( ゚Д゚)

でも、もしかしたら自分自身の自動車の運転も、
周りの交通から見たら不愉快に感じられている可能性だってあります。





自動車を道路で走らせるためにはルールを守ることが大前提です。

マナーの悪い自動車、自転車、歩行者などのせいで急ブレーキを踏まなければならない事態になれば、
そりゃ文句の1つも言いたくもなりますよね。( ゚Д゚)

では、果たして自分の運転が完璧なのかというとどうでしょう?

100人から評価されたとき、100人が良いという判断をしてくれるような運転でなければ、
ただ自分が良いと思っているだけの自己満足。

人のふり見て我がふり直せという言葉もある通り、
これから紹介していく項目をチェックしてみましょう。( ゚Д゚)ノ

1.車間距離の詰め過ぎ。

車間距離を詰め過ぎている運転手をよく見かけませんか?

これほど見苦しい運転はないと個人的には思うのですが、
なぜそんなにも車間距離を詰めるのでしょう?

なにこれ?レッカーされてんの?
っていうくらいの近距離車間の自動車。

煽り運転で車間距離を詰める運転手はまず論外なのですが、
急ぐ気持ちが先行して車間距離を詰める運転手もいますよね?

そんなに前の自動車に詰め寄ったって、時間を稼げるはずがないではありませんか?

詰めている車間距離と出ている速度から短縮できる時間を計算してみなさい。

まったくの無駄です。

適切な車間距離の目安は停止距離から考えると 【時速 – 15】 の距離です。

車間距離 = 気持ちの余裕 と知りましょう。( ゚Д゚)

2.譲ってもらって挨拶なし。

なかなか途切れ目なく自動車が連なっていて、
交差点や駐車場出入り口から脱出できない事ってありませんか?

こんな時に 「どうぞ。」 と譲ってもらえると嬉しくありませんか?

譲ってもらったら感謝の気持ちをこめて何かしらアクションを起こしましょう。

僕は結構進路を譲るタイプなんですが、
たいていの運転手は感謝の気持ちを伝えてくれるんですよ。

ハザードランプを点けたり、会釈をしたり、手を上げたり。

中には当たり前のような顔をして横切っていく運転手もいるのです。

正直、結果論ですが譲るべきではなかったな、と思ってしまいます。

こればかりは人間性を疑ってしまいますよね。( ゚Д゚)

3.薄暮以降の無灯火運転。

夜間の無灯火自転車って怖くありませんか?

ライトくらいつけろやボケげふんげふん!( ゚Д゚)・∴:・

まぁ未成年などの自動車未経験の自転車乗りであれば、
無灯火の怖さがわからないでしょうから許せます。

が!

自動車が無灯火ってどうですか。( ゚Д゚)

薄暮時、夜間、明け方に無灯火の自動車よく見かけます。

街明かり、他車のライトでなんとなく周りの交通が見えているからと、
自分は無灯火で走っているドライバー。

自分が見えているからライトを点けなくていいとか、どういう話ではありません。

前方を照射する事で周りをより見やすくする他に、
他者へ自分の存在を知らせるためのものが前照灯です。( ゚Д゚)

みんながみんな、自分と同じ目をしていると思っているのでしょう。

視覚能力は人それぞれですから、夜間に無灯火の自動車を認識できる人もいれば、
自動車のボディーカラーなどの影響で認識できない人だっているのです。

さぁ、今すぐライトオン。( ゚Д゚)b

4.ウィンカー (方向指示器) の出し方。

交差点での右左折、進路変更、路端からの発進などの際には、
必ず方向指示器による合図を出す必要があります。

でも、ウィンカーを出さない運転手も結構いますよね。

出してもほんの一瞬という運転手だって相当数存在します。

まさか自分の合図の出し方を正しいなんて思っていないでしょうね?( ゚Д゚)

交差点の右左折は手前30mに、進路変更であれば3秒前にというように
交通ルールが定められているのはご存知でしょうか?

これ以外と覚えていないドライバーが多いんです。

よく普通車以外の免許 (トラック、タクシー、二輪など) を取りにくる方に教習中質問するんですよ。

「当然知っていると思いますが、左折の合図っていつ出すんですか?」

わからないという答えを言う教習生が大半、
答えても当てずっぽうという教習生もいます。

「5m!」

「3秒!」

かつて習ったはずの法令ですが、正解する教習生の方が少ないくらいです。

そりゃ合図の時期がおかしな運転手がそこら中にいるわけですな。( ゚Д゚)

ウィンカーを出すのは自分が右左折などの行為をしたいから出すわけではなく、
周りの交通に自車が今からする行動を把握させるために出すのです。

もし、周りの自動車の合図が出ていない、不適切であれば、
イラっとする前にこう思いましょう。

「合図すらまともに出せないくらい運転に余裕がないのね。」

「合図すらまともに出せない判断能力なのね。」

5.右寄り走行。

特に片側一車線の道路。

なぜそんなに中央線寄りなんだ、と。

車線内からはみ出さなければ良いという問題でもないぞ、と。

運転席が自動車の右側に設置されていることから、
左側方感覚が未熟なドライバーも多いのですがね。

確認しやすい右側の線に従ってしまうのです。

僕の妻も 「バカなの?」 ってくらいセンターラインに沿って運転します。

本人には一切悪気がないんですよ。
左側方の間隔がどれくらいかわからないから丁度良いと思っているのです。

ただ、対向からくる大型車 (トラック、バス) からしたらたまったものではありません。

普通自動車以外にトラックにも乗るというドライバーは少ないですから、
右寄り走行の迷惑さが実感できない方が多いのも問題です。

自分目線での運転はいけません。( ゚Д゚)

6.黄色信号は注意して進め。

黄色は注意して進めというのは常識でしょう。
間違った常識ですが。

黄信号の正しい法解釈は停止線を越えてはいけない、つまりはとまれです。

黄色になるやいなや、行かなきゃ損とばかりにスピードを上げて通過していきます。

これはずっと対向車の途切れ目がなく待っていた右折車からすると、
相当腹立たしい違反行為になります。

信号が変わってようやく右折できると思ったら、
まだ頑張って黄色信号を突っ切ってくるのですから。

黄信号で通過したい直進車、早く曲がりたい右折車、
そりゃ2人が同時に出会えば右直事故も増えます。( ゚Д゚)

7.横断歩道の歩行者無視。

信号のない横断歩道で渡りたくても渡れない歩行者。

その背景には、交通違反をする運転者が数多くいるせいです。

横断歩道を渡っている歩行者がいればさすがに停止しますが、
渡ろうとしている歩行者は完全に無視。

たまに、渡ろうとしている歩行者がいれば停止している自動車もいますが。

認識を変えましょう。

歩行者に進路を譲ってあげるわけではありません。

歩行者に進路を譲らなければならないのです。

参考記事。( ゚Д゚)つ 「無違反のつもりで9割の運転手がしている違反。

交通死亡事故の多くは歩行者を轢いてしまう事にあります。

誰も歩行者を轢こうなんて思っていませんし、
歩行者だって轢かれようと思っていません。

しかし、現実には歩行者が轢かれて死亡する交通事故がかなり多いという事は、
ドライバーがこのルールの認識を改め直す必要があります。





というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

日常的に行うであろう基本的な運転行動についての振り返ってみて、
思い当たるフシはあったでしょうか?

自動車の運転は自分ルールでは、他人に迷惑をかけるどころか、
最悪の場合は交通事故に発展してしまいます。

交通事故に遭うのは自動車に問題があるわけでもなく、
運の悪さなんかでもありません。

自動車そのものを操っているドライバー (人間) にすべての原因があります。

自動車の故障ですら、自動車が悪いのではありません。
その自動車の点検を怠った運転手が悪いのです。

今一度、基本に立ち返ってみんなが安心する安全運転をしてみませんか?( ゚Д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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