みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございます。( ゚Д゚)ノ
本日は 「意外と知らない、ワイパーの本来の役割」 ということで書いていきます。
自動車に乗る方であれば、たいていの方が雨の日の運転を経験したことがあるでしょう。
経験があれば当然、ワイパーも作動させたことがありますな。
( ゚Д゚) < あれ?あんまり水はけがよくないな。
( ゚Д゚) < あれ?なんか前方がよく見えんぞ。
雨天時にワイパーを作動させているにも関わらず、前方の視界確保が難しかったことってありません?
このっ!クソワイパーめ!
使えんやつだ!
僕はあります、独り言でそんなことを言ってしまった日が。
当たり前のことを言いますが、ワイパーとは雨の日や雪の日などに、
フロントガラスやリアガラスに付着した水分などを払拭する機構。
ただし、ワイパーの往復が付着した水分をすべて綺麗に除去してくれているわけではありませんぞ。
ワイパーは、ガラス面の水分を均一にするだけの働きなのです。
ふき取っているのではなく、均等になるように水分を伸ばしているのです。
ほへ?( ゚Д゚)つって。
雨がガラス面に当たっている時々、水分の厚みが一定ではありませんよね?
この状態では光の屈折具合がバラバラです。
つまりは視界不良の状態。
川や海などの水面から魚を見るとユラユラして見えますよね。
あれと同じです。
しかし、水族館でのショーケースやゴーグルをした状態で泳いでいる時はどうでしょう。
クリアに魚類たちが観察できますよね。
ワイパーは均一な厚みになるように水分を薄く伸ばすことで水膜を作り、
光の屈折が極力少なくなるようにするのが目的であり、メカニズム (理屈) です。
なので、ワイパーゴムが少しでもギザギザになっていれば、水膜も綺麗に作れません。
視界が悪くなってしまい大変危険ですな。
もしくはワイパーゴムをガラス面に押し付けるワイパーブレード (レール)の圧力配分が狂っていても綺麗な水膜は作れません。
ブレードが緩んでいたりすれば、ガラス面とワイパーゴムの接地圧が均等にはなりませんので、
当然、水膜も均等にはならないということになってしまいます。
ゴムがギザギザではないのに払拭能力が悪い感じがするなら、
このゴムにかかる荷重配分が均等ではない可能性があります。
悪天候時に視界確保がうまくいかない場合はワイパーの寿命ということです。
レッツ交換。
目安としては1年に1回くらい変えると良いと言われています。
というような感じだったのですが、いかがだったでしょうか?
当たり前ですがワイパーゴムの素材はゴムで出来ています。
一生ものではなく、消耗や経年劣化していくパーツです。
雨も止んで、乾いた窓にゴリゴリとワイパー作動させていたら劣化もするでしょう。
あまり不要にワイパーは作動させず、
また凍りついた窓の霜などを除去する目的でのワイパー作動やめてしょう。
もし本当にワイパーが必要になったときに、
作動させてはみたものの適切な役割を果たしてくれなかったら、
文字通り目も当てられません。
普段から自分自身の手で、タオルなどでフロントガラスの汚れや異物を除去しておくと良いですぞ。( ゚Д゚)b
あと、あまりにも高速で走行していると風圧でワイパーブレードが浮く可能性もあり、
払拭能力が下がるかもしれません。
悪天候時は特に安全運転に努めていきましょう。( ゚Д゚)
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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