みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しまする。( ゚Д゚)ノ
オートバイに憧れる若人や、かつて乗っていたいリターンライダーたちによって、
今、バイク熱がちょこちょこ出てきている様子。
実際、今かなり多くの二輪教習生の方たちが我が校に在籍されております。
ところで、みなさんが現在乗っているバイクって普通二輪?大型二輪?
それとも 「小型二輪車」 ですか?( ゚Д゚)
これからバイクに乗ろうと考えている方、何に乗ろうか考えている方、
そんな方たちの中に小型二輪という乗り物がよくわからんという方もいらっしゃいます。
そこで今日は小型二輪車というものについて講釈垂れていくわけです。
まず、日本におけるバイクの運転免許制度としては、
普通自動二輪免許と大型自動二輪免許という二種類がありますな?( ゚Д゚)
⇒ 普通自動二輪車:エンジンの総排気量が50ccを超え、400cc以下の二輪の自動車。
⇒ 大型自動二輪車:エンジンの総排気量が400ccを超える二輪の自動車。
このように、乗る二輪車種によって必要な運転免許が変わってくるわけですが、
はて、小型二輪車とはいったいどちらの二輪免許で乗れるんや?( ゚Д゚)と。
まぁ、大型自動二輪免許を取得すればすべてのバイクに乗れるんですが…。
小型二輪の定義としては 「総排気量125cc以下、または定格出力1.00kw以下」 の普通自動二輪のこと。
という事は、必要な運転免許としては最低でも普通自動二輪運転免許。
しかし、もし乗りたい二輪車種が小型二輪車に該当する場合、
普通自動二輪教習課程で教習所へ入所する必要はまったくありません。
普通自動二輪課程の教習車両は400ccの大きなバイクを使用しますが、
普通自動二輪 (小型限定) という教習課程がまた別途設けてあるのです。( ゚Д゚)b
こちらの小型限定教習課程で使う教習車両はMT、ATともに125ccという小排気量 (小重量) のバイク。
車重が軽い分は運転がいくらか簡単であり、
バイクでもっとも難しいバランスがかなり取りやすくなっています。
…運転手のセンスによりますがね。
あくまで比較の問題です。
そして、教習時限もかなり短いです。
もちろん教習料金もその分お安くなっていますし、お得っちゃーお得。
余談ですが、難関の二輪検定課題であるスラロームがなく、
一本橋は5秒以上で良くて、急制動は30km/hで良いのです。
小型二輪教習で苦戦していらっしゃる教習生のみなさんには申し訳ない言い方ですが、
かなり楽勝な内容となっています。
そして、教習所卒業後に運転免許の交付を受ける時には、
小型限定という条件が付された運転免許証が交付されます。
道路運送車両法では原付二種という扱いになりますが、
道路交通法上は普通自動二輪車扱い。
つまり、法定速度は60km/mであり、気軽にブイブイ乗れる小型バイクという事。( ゚Д゚)b
車両法で原付二種という扱いになるとは言いましたが、
普通自動車免許で乗れる原付には該当しないのが原付二種 (小型二輪) 。
勘違いがないようにしておかなければ、うっかり無免許運転になりかねません。
なお、道路標識に 「小二輪」 という表記があったならば、
小型二輪車乗りは当然従わなければならないというデメリット (?) もあります。
といような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
バイク免許って人によっては敷居が高く感じられたりするものですが、
今はかなり色々な方が二輪免許を取得しに来ていますぜ。( ゚Д゚)
ほんのちょい乗りがしたくて、でも原付の30km/h縛りが嫌で、
と小型限定二輪の免許を取得しに来る教習生も多いです。
女の子でも二輪免許を欲しがる時代になってきましたし、
良かったら手軽に乗れる小型二輪限定免許からいかが?( ゚Д゚)
小型二輪でバイクの楽しさに触れたら、
後々排気量を上げて普通自動二輪、大型自動二輪に乗ってみましょう。
かく言う僕自身は、二輪指導員資格を持ちいつも教習生に指導つつも、
あまりバイクが好きでないというアンビバレンス。
動物が嫌いな獣医みたいな。
歯磨きが嫌いな歯科医師みたいな。
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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