マニュアル自動車での駐車はどのギア?


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございます。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「MT (マニュアル) 車での駐車措置で入れるギアは何?」 という感じでいきましょうか。
そうしましょう。

マニュアル車で運転免許を取得しようとしている教習生のみなさん、
正しい駐車の手順は覚えましたでしょうか?





運転教本にも正しい手順が記載されています。
よく確認しておく事をおすすめします。( ゚Д゚)b

① ハンドブレーキを引く。
② エンジンキーをOFFにする。
③ ギアをR (バック) に入れる。 (上り坂では1速 (ローギア) に入れる。)
④ クラッチペダルを離し、ブレーキペダルを離す。

このような手順になっとるわけですな!

自動車に乗るときから降りるときまでが運転ですから、
最後の駐車措置を正しく取ることで自動車の運転が終了です。

さて、タイトルにもある通り、駐車措置を取る場合のギアについてお話しましょう。

上記した手順③が問題のギア。

基本はR (リバース) ギアに入れる、ということでOK。

例外的に、上り坂で駐車措置を取るならばローギアでOK。

なぜ駐車ギアに違いがあるかとなると、答えは勾配によります。

ギアには回転方向があります。

1速は前進用のギアですが、Rギアは後退用のギアです。
回転方向が逆になりますよね。( ゚Д゚)

上り坂であれば重力により、後ろにひっぱられる力が自動車に働きます。
なので、この時に後ろ回転のRギアに入れておくと自動車が勝手に動き出す可能性があります。

上り坂ではこの後ろに下がろうとする逆向きの回転方向の歯車 (1速) に入れる、というわけです。

逆に下り坂であれば重力により、前へ進もうとする力が自動車に働きます。

なので、この時に前進用前回転のローギアに入れておくと、
これもまた自動車が意図せず自走する原因になりかねません。

下り坂ではこの前へ進もうとする逆向きの回転方向の歯車 (Rギア) に入れる、というわけです。

この手法を一般的にギアロックなんて言います。( ゚Д゚)b




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

駐車措置を正しく取ることは、予期せぬ交通事故を防止する一手でございます。

ただエンジンを切ればいい、というものではありません。

AT (オートマ) 自動車であればP (パーキング) ギアに入れて、
機械的に動かないようにロックができます。

MT車にはこのPギアがありませんので、理屈を知った上で正しく措置を取りましょう。( ゚Д゚)b

N (ニュートラル) で駐車措置を取ってはいけませんぞ。

どのギアにも噛み合っていないので、ギアロックが出来ていません。

サイドブレーキを引いているからOK?

バ、バカモノォォォ!Σ( ゚Д゚)

サイドブレーキはAT車のPギアのように、
自動車が動かないようにロックしているわけではありません。

サイドブレーキはワイヤーなので滑るのですよ。

あくまでもギアロックをした上での補助的な装置がサイドブレーキ。
脇役なのですよ。

しっかりサイドブレーキをかけたつもりでも、
ワイヤーなので伸びていたらまともにブレーキがかかっていない状態。

ひと手間を惜しむことでとんでもない事故になりかねませんぞ。( ゚Д゚)ノ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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