みなさんどうも、現役教習指導員のゆきちよと申します。(゚Д゚)b
今回の内容は 「自動車の速度計はなぜ180km/hまで表示があるのか?」 についてでいきましょう。
これについては疑問に思う方もいらっしゃるようで。
普段の教習のときにも、汚れのない目でこんな質問をされます。
( ゚ω゚ ) < 「日本は100km/hまでしか出せないのに、なんで速度計は180km/hまであるんですかー?」
まぁごもっとも。
僕自身も昔はなんで?って思ってましたもん。
警察に追われたときに逃げることができるようにかな?みたいな。
原付にしても法定速度が30km/hなのに60km/hまで表示があったりして、
一瞬60km/hまで出してもいいのかと錯覚していた青い時代もありました。
日本国内で出せる最高速度 (法定速度) は高速自動車国道で100km/hまでですよね?
普通であれば100km/hを超えて走行していはいけませんよね?
そこで、国産自動車の速度計が180km/hまで表示されているのか、
諸説ありますが順番に理由をご説明していきましょう。
順番というのは、自分の中で 「これだろ!」 っていう説得力のあるものからいきます。
◆サーキット走行を想定しているため。
サーキット出場するときに加速力、最高速がショボければお話しになりません。
日本国内公道の最高速度は100km/hまでで、
当然オーバーすると違反となり取り締まりの対象ですな。
しかし、サーキットにおいて道路交通法というものは適用されません。
◆日本の高速道路で一番勾配のきつい上り坂で100km/hを維持して走行するため。
平地で100km/hまでしか出せないような自動車では、
上り坂では重力に負けて100km/hを下回ってしまいます。
そこで、高速道路の急な上り坂でも100km/hを維持したまま走行するには、
平地で180km/h出せる性能が必要である、ということですな。
似たような理由で、何tもの荷物を積載していたり、
乗車人数が多い場合にもセオリー通りの加速や最高速は出せませんな。
◆速度計の針がわかりやすい位置に100km/hという数字がくる。
これは少し伝わり辛いかと思いますが、
速度計のど真ん中に100km/hという数字がきます。
ドライバーの目線の真下に100km/hという数字を持ってくることによって、
高速走行時など目が疲れやすいときなどに視線移動を最少に抑える工夫だとい説。
◆道路交通法の改定があった場合のため。
現行の道路交通法では最高速度は高速道路での100km/hが上限ですが、
いつか改正されてしまうかもしれませんよね。
たとえば、高速自動車国道での最高速度は130km/h、みたいな。
そうなったとき、全車種100km/hまでしか速度表示のない自動車だったら終わりですよね。
いや、別に終わりはしませんけど。
◆速度超過がわからなくなってしまう。
速度計が100km/hまでしか表示がないせいで、車速が130km/h出ていることに気付かない。
という感じに、スピードオーバーに気付けない!なんてことになっても大変ですよね。(゚Д゚;)
◆もしものときのため。
緊急避難用ということです。
脱兎の如く、逃げ切る際に必要になるかもしませんな。
というような感じで、目盛りが180km/hまである理由諸説を紹介いたしましたが、
いかがだったでしょうか?
目から鱗が落ちましたか?
目から鱗が落ちるってどんな病気なんですかそれ。
というのは冗談にしておいて、
納得ができる説はありましたでしょうか?(゚Д゚)
実際100km/hまでしか表示のない自動車なんて買います?
40度までしか表示のない温度計とかどう思います?
赤道直下の諸国や砂漠では使いものになりません。
世界のトヨタもありますし、自動車事業は世界的ですぜ。
日本の公道走行のみを想定しているわけでもありませんものね。
まぁ何事もそれがそうあるのは理由があってのことだということです。(゚Д゚)
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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