氷点下になってもエンジンの冷却水は凍らない。

%e9%9b%aa%e9%81%93%e3%82%92%e8%b5%b0%e8%a1%8c%e3%81%99%e3%82%8b%e8%bb%8a01
みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでござんす。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「真冬でもエンジンの冷却水は凍らない。」 という感じでいきましょう。

冷却水というのは、熱を発生させるエンジン (動力源) の過熱を防ぐ液体のこと。

水冷式エンジンにはこの冷却水というもの使用されます。





みなさん、自動車のエンジンルーム内を見たことはあるでしょうか?
エンジン冷却水のリザーバータンクがありますな。

白っぽいタンクの中に色付きの水が入っていませんか?

日本車であればたいていピンク色か緑色のはずですが、
場合によっては青色や黄色の冷却水なんかもあります。

この冷却水が熱くなるエンジンを冷やしてくれるのですが、
真冬、とくに寒冷地であれば冷却水は凍ってしまわないのか?と。( ゚Д゚)

冷却水に色がついているのは誤飲を防ぐため、というのも1つの理由としてありますし、
もう1つ、色がついている理由がありましてな。

色の正体は冷却水に混じっている不凍液の色なのです。

この不凍液というのは、書いて字の如く 「凍らずの液」 で、
つまり氷点下になっても凍りませんよ、という液体が冷却水に混ぜられています。( ゚Д゚)

淡い着色がされていますが、冷却水が劣化したり冷却経路の錆化によって、
冷却水が濁ったような色になっていることもあります。

当然、この場合は交換必須。

液量点検のときに冷却水に触るつもりなのであれば、
ちゃんと冷却水の温度が下がっているかを確認してから行いましょう。

運転席の水温計の針がC側 (Cold) に振っているかどうか、ですな。

間違ってウィンドウウォッシャー液を確認してはいけません。

車種にはよりますが、この2つのタンクは見た目が似ている場合が多いです。

キャップを見れば一目瞭然ですが。

「冷却水」 、 「冷却液」 、 「COOLANT (クーラント) 」 などとキャップに書かれているはずです。

そのタンク側面にラインが上下に2本あるはずです。

FULL (上限) とLOW (下限) の間に液面が来ていれば問題ありません。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

エンジンルームの点検をした時にこの冷却水がなければ補充しなくてはなりません。

ある身近なものが代用できます。

まさかの水道水です。

代用というと微妙な言い方ですが、応急処置用とでもいいましょうか、
水道水をずっと使用し続けるのはもちろんよくありません。

真冬であれば、氷点下になったときに補充した水道水が凍ってしまい、
冷やすべきエンジンを循環しないことになります。

真夏であればオーバーヒートの可能性もあります。

水道水は防錆剤など何も入っていないのでサビる危険性もありますな。

なので、応急処置以外では使用しないほうが良いでしょう。

早めにカー用品店で冷却水を購入して補充することをオススメします。( ゚Д゚)

ケチっているとエンジンがぶっ壊れますぞ。

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




( ゚Д゚) < 最短5分で終わる無料の自動車保険一括見積もりサービスを試してみるかい?

+Agent
Pocket
LINEで送る