「安全確認」 とは見える範囲を見ることではない!


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しましたる。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「自動車運転での安全確認とは一体なんなのか?」 について熱く述べます。

安全を確認することが安全確認なのですが、
普段自分がしている安全確認が本当にそれでいいのか、と。

僕自身もまだまだ安全確認の修行が足りていませんがね。( ゚Д゚)





交通事故を起こしたくて起こしている人なんてまずいないでしょう?

にも関わらず交通事故は起こります。

重大事故 (死亡事故) の背景にある事故に結びつく交通違反、
その上位に位置しているのが安全不確認という違反。

言葉の通りです。
十分な安全確認をしなかったために、危険の発見が遅れたり見落としたりする事ですな。( ゚Д゚)

ちゃんと安全は確認しないかん!
でもわかっているのです、そんな事は。

速度が速過ぎて安全確認をする余裕がなかったり、
操作に気を取られて安全確認を忘れていたり。

こういった安全不確認もあるでしょうし、
そもそも自分の中では安全確認をしたつもりが安全確認としては不十分だったという事もあるでしょう。

教習生にも多くいます。

安全確認としては曖昧だと感じる教習生。

「ちゃんと確認した?」

「今、後ろから○○が来てたの見えてた?」

「脇道から自転車が来てたの見えた?」

安全確認をしてその危険なものが見えていた結果、
安全だと思って通行しているのなら良いのです。

安全確認をしたつもりで、その危険なものを見落としていたのに通行したのなら話は別。

よく教習生は言います。

「見えませんでした。」

「気付きませんでした。」

それではいけません。( ゚Д゚)

結果、交通事故にならなかっただけでは安全不確認です。

目視目視とうるさい教習所ですが、
自分の目の前、横の視野に入っている情報から安全か否かを判断するのは、
安全確認ではありません。

見えている範囲を見る事は安全確認ではないのです。

見えない範囲を見る事が安全確認です。( ゚Д゚)

まずは、その見えない範囲に不安を覚えなくては安全確認をしようとも思わないでしょう。

前方を向いて自動車の運転をしているわけですから、
前方の危険については脇見などでもしていない限り気付くことができます。

しかし、自分の側方、後方、死角部分に何か危険がないか、
「もしかしたらこうなるかもしれない。」 という危険に結びつくイメージが無ければなりません。

自分がある行動をする事によって起こりうる最悪を予測する必要があります。

予測とはイメージです。

危険に対するイメージが多いほど、自分の目や顔もよく動き、
自動車の速度に抑制をかけ、事故防止に繋がるでしょう。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

人生において楽観的に考えた方が良い場面も多々あるでしょうが、
自動車の運転に関しては楽観的な考え方は一切必要ないのです。

なんとかなる精神は捨てましょう。

「たぶん大丈夫。」

「きっとこうはならない。」

「いつも大丈夫だから。」

自分の進む道が安全だと思い込んでしまうイメージしかなければ、
安全不確認という怠慢となってしまいます。

交通事故は安全な運転行動の省略によって引き起こされます。

「注意1秒、怪我一生」 という標語を知っている人も多いでしょう。

いつも以上に注意深い安全確認をすることに時間は要しません。

ほんの一瞬なのです。

その一瞬の怠りが最悪の事態を招きかねません。

いつもしている安全確認が果たしてこれで十分なのか、
もっと、より深く、より遠くまで見た方が良いのか。

別にむやみやたらとどこかに目を向けていれば良いというものではありません。

そんなものは脇見です。( ゚Д゚)

必要な時に、必要な箇所に目や顔を向ける。

自動車を走らせている最中にそれが、いつ、どこなのかを考えている暇はありません。

その必要な時、その必要な箇所はどこなのかというイメージをあらかじめ持ち、
今日も一日安全運転に努めましょう。( ゚Д゚)ノ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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