みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申します。( ゚Д゚)ノ
本日の内容は 「上位車種教習指導員資格を持っていても、下位車種の教習は行えない」 という事で参りましょう。
全車種運転免許を取り扱っている教習所に就職してしまった不幸なあなたや、
これから全車種取り扱っている教習所に就職しようとしている奇特なあなた。
全部の運転免許と教習指導員資格を取得するのめんどくせ。( ゚Д゚)
なんて思っていませんか?
僕は思っています。
マジめんどくさい。( ゚Д゚)
ピンとこない方のために紳士的に、かつ悩殺的に説明しておきましょう。
どういう事かと簡単に例えるとこの様な場合です。
【大型自動車教習指導員資格を取得している教習指導員でも、普通自動車の教習は行えない。】
【大型自動二輪教習指導員資格を取得している教習指導員でも、普通自動二輪の教習は行えない。】
【普通二種教習指導員資格を取得している教習指導員でも、普通自動車の教習は行えない。】
通常、運転免許制度で考えると大型免許を取得していれば、
下位免許である中型自動車と普通自動車の運転も法令で認められていますよね?( ゚Д゚)
普通自動車の免許を持っていれば、小型特殊と原付も運転が許されています。
普通自動二輪の免許を飛ばして大型自動二輪の免許を取得した人は、
当然普通自動二輪も公道で運転できます。
この様に、上位免許を取得すると下位に当たる車種の運転も可能になるのが日本の免許制度。
しかしこれは、あくまでも運転免許制度でのお話。
大変面倒くさいことに、我々教習指導員が取得する指導員資格というのは別件。
一つ一つの車種ごとにすべて教習業務につくための指導員資格が存在し、
それぞれの車種についての指導員資格を取得しなければなりません。
普通自動車の指導員資格を持っているからといって、原付教習を行うことさえ出来ません。
ちなみに応急救護教習、適性検査、高齢者講習、などにもそれぞれ資格が設定されています。
ブ━━(;.;:´;:.゚;;w;;゚;.)━━ッ!!
マジで全部かよ、っていうくらい。
取り扱い車種の少ない自動車学校であれば苦労はしませんが、
扱う車種の多い自動車学校ほど指導員資格を取得 (勉強と練習と審査) する機会が増えます。
苦労の度合いが全然違うのに給料にさほど差がないのが教習所業界。
入る教習所はよく考えてから選びましょう。( ゚Д゚)
僕はこの事をまったく考えずに今務めている教習所に就職してしまったので、
今、全車種資格取得の真っただ中で自閉症気味です。
というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?
ちなみに、技能検定員を取得しているからといって教習は行えません。
技能検定員の資格と教習指導員資格は別物です。
そして当然かのように、上位車種指導員資格で下位車種の教習が行えないのと同じ考え方で、
技能検定員もまさかの全車種の技能検定員資格というものが存在します。
1年に1個、何かしらの資格を取得すると計算すると、
単純にすべての資格を取得し終えるのは20年後くらいです。
気が付いたら定年間近ですな。( ゚Д゚)
と悠長な事は言っていられませんから、
これを数年 ~ 10年程度の間に取得し終えるのが一般的な流れ。
よく 「自動車学校は入社して10年くらいは大変。」 という事を耳にするでしょうが、
まさしくその10年という根拠は資格取得に明け暮れる日々の事ですな。( ゚Д゚)
しかも、これら教習指導員資格や技能検定員資格は国家資格と言えど、
一度教習所から出てしまえば屁の役にも立たないっていうから困ったものです。
教習所外では使い道がないんですよ。
また別の教習所に転職するっていう時にくらいしか役立ちません。
どうですか?( ゚Д゚)気が滅入ってきましたか?
でも入社してしまった以上はやるしかありませんので、一緒に頑張りましょうか。( ゚Д゚)b
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ
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