教習所での社員採用試験、面接内容について

サラリーマンチェック
みなさんどうも、現役教習所職員のゆきちよです。(゚д゚)b

教習所勤務を目指している方への内容を書いていこうかと思います。
お題は 「教習所での社員採用試験、面接内容とは?」 でいきましょう。

自動車学校へ就職するのって、ちょっと特殊な感じがしませんか?

社員の採用試験って一体何をやらされるんだろう?と。

一度でも就職活動をしたことがあって、
どこかの企業へ採用試験を受けに行ったことがありますか?

経験があれば、持っている採用試験についてのイメージと、
教習所のそれとおおむねかわりはありません。

多少、企業ごとの特色を採用試験に取り入れたりするものではありますが、
大筋としては筆記試験と面接試験、プラスアルファと言った感じでしょう。

これは各自動車学校によって、多少の差異はあるかと思いますがね。
大筋は、ということで順に解説していきましょう。



◆筆記試験

①社会常識について問われる問題
時事問題、トレンド、流行語などについての教養があるかを見られます。

教習指導員はしゃべることが仕事ですので、
話題が広いに越したことはありません。

最近ニュースや新聞をにぎわせている問題については把握しておくべきでしょう。

ってこれは、教習所以外の企業試験でも同じことが言えます。

 

②学問について問われる問題
簡単に言えば、小学校 ~ 中学校 ~ 高校でどれだけ勉強してきたか?が見られます。

数学、英語、国語などの学問についての教養の広さも求められます。

指導員は低学歴!と言われる時代もありましたが、
今は違うということですな。

と言っても、さほど難しい問題が出るわけではありません。
普通に授業をちゃんと聞いて学生生活を送った方には問題ないでしょう。

数学であれば方程式くらいまで、英語であれば英検3級程度、
国語であれば漢検準2級 ~ 3級程度の読み書き、対義語、同義語などが出ます。

教習所側がどの程度の教養を求めているかで難易度は各教習所で違います。

参考までに、自分が勤めている教習所での筆記試験内容を数問紹介。

 

「Peaceの対義語を書け。」

「あうんのこきゅう を漢字で書け。」

「異動 という言葉の意味を答えよ。」

 

こんな感じの問題でしたね。

ちなみにPeace (平和) の対義語はWar (戦争) らしい。
僕はChaos (混沌) と書きましたけどねw(゚д゚)

 

③運転適正検査
K2やOD式といった、運転適性検査です。

これはかつて、運転免許を取得する際にも一度受けている検査です。

作業量、作業速度、ミスの少なさ、判断力、精神面などを見られます。

これで落ちる人、いるんでしょうか?っていうようなオマケ試験です。

極端に運転適正が悪くなければ大丈夫でしょう。

 

④作文、論文
安全運転に対する心構え、どういった指導員になりたいのか?、
最近気になっているニュースについて、自分はどういう人間なのか?、
などなど、面接で聞かれるような内容の作文形式の試験。

面接対策をしていれば、別になんてこともないオマケ試験。

◆面接

採用試験でもっとも厄介かつ、面倒なのがコレ。面接。

個人的には一番嫌な試験内容が面接。

面接で聞かれる内容は、たまに独特なのもありますが、
基本は普通の企業と同じようなことを聞いてきます。

ただし、面接官は理事長校長先生管理者 (この3人は元警察である可能性が非常に高い) 、
部長などの教習所内トップクラスの方たちです。

なめた態度で臨むとやられます、確実に。

圧迫面接でもないのに、相当な圧迫感を持ってらっしゃいます。
オーラが違うというか。

声は大きく、ハキハキと。
これが大事。

文末に 「以上です!」 をつけると、なお好印象。

自分や同期たち (他の教習所指導員も含む) が聞かれた面接内容をいくつか紹介しましょう。

 

「なぜこの自動車学校を選んだか?」

「なぜ教習指導員になろうと思ったのか?」

「どのような教習指導員になりたいか?」

「教習でなにを伝えていきたいか?」

「いずれ検定員の資格を取得するつもりでいるのか?」

 

「朝ごはんは食べたか?」 ← 本当w たぶん緊張をほぐすための質問。

「最近の交通事故で、特に印象に残っている事故は?」

「県内では現段階で死亡事故者数は何人か?」

「交通事故を減らすにはどうしたらいい?」

「普段の運転で心がけていることはあるか?」

 

「今まで運転中に検挙されたことはあるか?」

「最近改正された道路交通法を何か知っているか?」

「少子高齢化が進んでいるが、教習所が生き残るには?」

「どういったサービスを今後行っていく必要があると思うか?」

「新聞やニュースを普段見ているか?」

 

「気になるニュースはあるか?」

「値引き以外で他の教習所と差をつけるなら何で差をつける?」

「なぜ前の職場を退職したか?」

「縦社会をどう思うか?」

「ちょっと笑顔を作ってみて?」 ← 顧客満足のために笑顔を作れるか、ということでしょう。

◆プラスアルファ

運転技術を見られる試験である場合が多いかと思います。
教習所へ勤務しようってわけですから当然と言えば当然。

要は、教習所のコース内を試験官が同乗して運転を採点される、と。

採点されるといっても運転免許センターでの採点ほど厳しいものではなく、
どれくらいの運転技術や判断力、そして指導員としての素質はあるのかを見ます。

別に検定ではありません。

ただ、この運転であまりにも横着な運転や、
明らかに指導員としてやっていける技術でなければ問題があります。

早い速度で運転ができたり、ハンドルさばきを見ているわけではありません。

あくまでも 「正しい運転操作、安全運転意識、法令に則った運転ができるか」 を見ています。

試験車両がマニュアル車になってもいいように、事前にイメトレはしておきましょう。

ただし、AT限定免許しか持っていない受験者が一人でもいれば、
公平性を期すために全員オートマ車での運転試験になるかも?




というような感じなのですが、みなさんいかがだったでしょうか?

交通関係の事業、公共性の高い事業、
これらの観点を踏まえて教習所がどういうところなのかを、
あらかじめ知っておく必要はあるでしょう。

その場のノリや、持っている知識で乗り切れるものもありますが、
知らないと (考えておかないと) 答えられないものも多いです。

教習指導員とは、運転免許を取得する者に対して、
安全で適切な技術や知識を、公平性をもって指導していかなければなりません。

自分がなんのために指導員になりたいのか?
なぜ自動車学校で働きたいと思ったか?

このあたりをよく考えておきましょう。

面接官に追求されて、切り返せないと困ってしまうのは自分です。

途中も述べましたが、指導員はしゃべることが仕事です。

しゃべることができないと、それだけで 「あれ?」 と思われてしまいます。

頑張って採用試験をクリアして、ともに夢のない指導員として働きませう。( ゚Д゚)b

まずは求人中の自動車学校を見つけることから。

自宅付近の自動車学校へ手当たり次第当たってみたり、
マイナビエージェントに掲載されている自動車学校に応募してみましょう。( ゚Д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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