みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございます。(゚д゚)b
本日のお題は 「教習指導員が教習中に白い手袋をつけている理由」 についていきましょうか。
すでにこの白い手袋というのは、指導員の制服の一部として認識されているでしょう。
他にも、バスの運転手、タクシーの運転手、車掌など、
交通関係の職業に従事している方は白い手袋をしていることが多い、と。
職業によっては、白い手袋をする理由は当然異なります。
教習指導員が手袋をする理由には、大きくわけて4つの理由があると思います。
順に解説していきましょう。
◆清潔感
教習生が握るハンドルと同じハンドルを指導員も握るわけですので、
手汗などがハンドルについて教習生に不快感を与えないためです。
潔癖症な教習生も中にはいますからね。
教習生自身が自前の手袋を持参することもあるほどです。
あと、手の指や甲に (濃い) 毛が生えている指導員って、
見ていて気持ちのいいものではありませんよね?
手袋がすべてをオブラートに包み込んでくれるのです。
◆すべり止め
教習生が運転中、ハンドルの誤操作を行った場合であったり、
事故に遭いそうになった場合に教習指導員が補助ハンドルをとります。
補助ハンドルというのは、得てしてとっさの行為であることが多いです。
その補助ハンドルを行う際に、補助ハンドルの操作をミスしてはいけませんよね?
事故防止のためにとる補助ハンドルの操作をミスしてしまえば、
それこそ事故に直結してしまいます。
◆後続車から見やすいように
ん?
なぜ後続車?
ともなるのですが、路上教習中などに車線や進路をゆずってもらったり、
エンストなどで迷惑をかけてしまった場合には後続車へサインを送ります。
指導員が後続車へ向けて手を挙げるわけですね。
「すみません。」 「ありがとうございます。」 という意味を込めて。
白い手袋をしていることで、後続車のドライバーはその手に気付きやすいですし、
特に夜間の場合は白い手袋をしていたほうが視認性がよくなります。
普通にハザードランプをつけたりする場合もありますけどもね。
◆セクハラ防止
これが一番の理由だと、個人的には思っています。
男性 対 女性 の場合はセクハラという問題が常につきまといます。
とっさの補助ハンドルをとった時に、
女性教習生の手に触れてしまうこともあります。
これを、 「補助ハンドル」 と受け止めてもらえるのか、
「セクハラ」 と受け止めてしまうかは女性教習生本人の受け皿の大きさ次第になります。
素手で直接、相手の手に触れるというのは不快感があるものです。
男性 対 男性 でも嫌ですよね?
僕だって男に手を触られたら嫌ですもの。
これが特に女性であれば、好意のない男性の素手に触れられるというのは、
男性が思っている以上に不快なものなのでしょう。
手袋を一枚でも介すことで、手を触れたとき直接体温が伝わらなくなり、
不快感の緩和ができるということで手袋をします。
0になるわけではないんですがね。
というような感じで、4つの理由があるわけなのですが、
みなさん納得して頂けたでしょうか?
なんとなかそんな気がしていた、と感づいていた方もいることでしょう。
すべては、教習中のトラブルを未然に防ぐことが目的です。
後続車への挨拶忘れによるトラブル、
女性教習生へセクハラ問題。
特に、女性教習生の手に触れるという (夢のような) 行為は、
指導員側はセクハラのつもりはまったくなかったとしても、
教習生がセクハラだと言えばそれはセクハラになります。
よく卒業時のアンケートでも問題になることなのです。
「手を触られた。」
「セクハラされた。」
いやいやいや、と。
じゃあ補助ハンドルは一切取らないから、
事故になった場合の責任は君が取ってね、と言いたいくらいですが。
まぁ僕はまだセクハラだなんだと言われたことはないんですけどね。
若いからですかね。
それとも顔立ちが完璧すぎるからですかね。
あっ、すんませんなんでもないです!殴らんといてっ!
やばい警察もきた!
|彡)ノシ ほんじゃあ、今日はこの辺でー。
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