みなさんこんにちは、自動車学校で指導員をやっていた記憶もあるゆきちよです。( ゚Д゚)ノ
マニュアル車 (MT車) の教習生の方であれば、きっと指導員から一度は言われたことであろうこのセリフ。
「半クラッチになるとエンジン音が下がる (低くなる) からねー。」
「タコメーター (回転数を表示するメーター) を見てごらん?」
ね?
言われたことあるでしょう?
そして教習生はその指示に従いながら半クラッチを探す、と。
な ん じ ゃ そ り ゃ 。
指導方法の1つとしてこれがある事は重々承知ですが、
はっきり言って横行してるんですよね。
かくいう僕自身も新人時代、何をどう教えていいかわかっていない時、
先述したエンジン音、回転数で半クラッチを探す指導をしたこともあります。
が、今なら言えます。
馬鹿野郎、と。
半クラッチとは何か?という話を教習中であるかのように言うならば、
「動力が完全には伝わり切っていない状態の事」 ですよね?
逆に言えば、少なからず力が車輪に伝わっているんです。
半クラッチになっている、すでにできているという事は、
微々たる量かもしれませんが教習車は動こうとしている。
つまり、かすかな車体の振動の変化もありますし、景色の流れも変化します。
これらによって、 「半クラッチになった!」 「車が動き出した!」 と判断するのです。
エンジン音や回転数 (タコメーターを見ながら) で半クラッチを探すのはどうです?
確かにアクセル一定で適切な半クラッチが作れれば、
エンジン音の変化や回転数が下がった事で判別できます。
でも、アクセルを一定ですからね?
よく教習生が坂道発進で逆行、エンストするときに、
エンジンを一定にさせているつもりが不安定。
その不安定なエンジン音を半クラッチになった音の変化と誤認する、と。
回転数のメーターだってアクセルが一定でなければ、
表示される回転数も一定ではありません。
エンジン音や回転数の変化は半クラッチになったときだけでなく、
アクセル調整がきっちりできていなければ意味がないですよ。
エンジン音や回転数の変化で半クラッチにするのはやり方でもコツでもありません。
個人的には半クラッチを作る事より、アクセルを少量+一定にする方がよほど難しい。
これを教習生にやられる度に僕は思っていましたよ。
「はよ発進せんかい。」 って。
言ってませんよ、思ってただけです。( ゚Д゚)
アクセル少量+一定は難しいと言いましたのは、
難しいというよりそれを作るのに時間がかかるんですよ。
メーターを見て調節したり、音を聞き分けながら調節したり。
路上でそんなことやって発進が遅れようものなら、
一瞬でクラクション鳴らされますよね。
いいからさっさと半クラにしなさい、という話になってしまいます。
そもそも半クラッチはアクセルを踏まないと作れないものか?
半クラッチはメーターや音を聞き分けないと作れないものか?
所内の坂道発進にそんな強いアクセルがないとエンストするのか?
そうではないでしょう?
だって、平地からの発進も1速でなくとも4速、5速ギア (弱い力) でも発進できますもの。
⇒ ( ゚Д゚)つ 関連記事 : マニュアル車で 「5速」 でも発進ってでき…るんかい! |
所内の坂道の勾配程度ならアクセルをまったく踏まなくても坂道発進できますYO。
エンジン音の変化や回転数の変化で半クラッチを探す時間があるなら、
平地でアクセルなしの4速発進を練習しましょう。
一瞬で半クラッチの調節が身に付きますよ。( ゚Д゚)
最初にも言いましたが、別に指導方法の1つとしては必要なのかもしれません。
が、どの教習生にも当てはめてやるものでもありません。
教習生本人もそんな事をしなくても半クラッチは作れる、という技量に達しているなら、
そんな戯言はスルーしておけばよいでしょう。
ある種の目印教習みたいなもので、いわゆる邪道というやつです。
⇒ ( ゚Д゚)つ 関連記事 : 技能教習での目印教習は意味がない! |
という事で、ウダウダせずにさっさと半クラッチにして発進しましょう。
左足を上げる具合、エンストした時の感覚、動き出した時の感覚。
コツややり方ではなく、感覚を掴むことが大事なのです。
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興奮を覚えます。
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個人でやっているので自動車学校ではないんですがね。
東海地方にお住まいの免許所持者の方や、
その他気になる方も公式サイトと一緒にチェックしてみて下さい。( ゚Д゚)b
T指導員とH指導員が首を長くし過ぎております。
ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ