応急救護の教習には実技試験や筆記試験もあるの?


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよと申しましたる。( ゚Д゚)ノ

本日の内容は 「応急救護処置の教習にはテストもあるのか?」 というノリで行きましょう。

自動車学校の応急救護処置の教習は第二段階の学科として、
必ず3時限の受講が法律上定められております。

内訳は座学1時限、実技2時限ですな。( ゚Д゚)





そして、これら3時限分の内容が、卒業検定にも含まれるのか、と。

よく教習生にも質問されるのですが、卒業検定では応急救護処置についてのテストは一切行いません。

応急救護処置の3時限の最中にも実技試験や筆記試験は行われません。

試験が行われない、イコール適当に受講すれば良いという話でもありません。

運転免許を取得し、一人で自動車の運転をするようになった時、
万が一交通事故を起こし負傷者を出した場合に応急救護が行えなければならない、と。( ゚Д゚)

この時に救護義務を怠れば、いわゆるひき逃げという扱いになります。

ひき逃げと言っても厳密に構成要件が決まっていますので、
またの機会に詳しくお話しましょう。

現場に救急車が到着する数分の間や、お医者様の元へ到着するまでの短時間でお亡くなりになる方が非常に多いのです。

高度な治療を受けるまでの短時間で死亡してしまわないよう、
交通事故を起こした当事者が延命処置 (応急救護) を行うのです。

交通事故による被害者を救済するためにも、事故現場での第一対応が重要。

あくまでも我々が行うのは治療ではなく、応急処置。

しかし、この応急処置なくしては救命率に著しく影響してしまうのが現状。( ゚Д゚)

教習所での応急救護教習は検定なんかよりも大事なのです。

最初にも言いましたが応急救護教習中にテストはありません。

なので、いつも僕は途中途中でいろいろ質問したり、
実技については習得できるまでひたすらやり続けます。

この応急救護処置教習では、試験内容に含まれない分、
習得して実施できる知識と技能を身に付けなければなりません。

応急救護ができなければ自動車の運転をしてはいけませんし、
自動車の運転をするのであれば応急救護ができなければ問題外。

応急救護が出来ないのに自動車の運転をするのは無責任以外のなにものでもなし。( ゚Д゚)




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

自動車を運転できる年齢は、つまりは社会人 (大人) になったという事です。

「俺は社会人じゃなくて学生だ!」 とかの身分の話ではありません。

責任と自覚を持つべき年齢に達したのです。

社会人として応急救護処置というのは常識ですし、
これが出来ないと大人として恥ずかしいと言っても過言ではないでしょう。

自分の身内が交通事故に遭い、応急救護処置をされずひき逃げされたらやりきれないでしょう?

自分が事故を起こして救護義務を果たさなければ、
その被害者遺族に殺されても文句は言えないほどの無念を与えるでしょう。

テストどうこうという話ではありません。

まぁそれを言ったら技能教習や学科教習もテストや検定どうのこうのという話ではなく、
自動車を安全運転するための教習ですけども。

応急救護は直接的に人の命に係わる手技ですので、必ず習得しましょう。

交通事故に限らず、応急救護処置が活きる場面にいつかは出会うかもしれません。( ゚Д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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