マニュアル車の教習生にもオートマ車の技能教習がある。


みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございます。( ゚Д゚)ノ

本日のお題は 「普通MT車免許課程の教習内容に、AT車を使用した技能教習がある。」 というノリでいきましょう。

マニュアル自動車の運転免許を取得する教習生が通常使う教習車両は、
言うまでもありませんが当然マニュアル自動車になります。

しかし、教習項目によってはオートマチック教習車を使用するのです。





実際にマニュアル普通車の免許を取得後に、
プライベートでマニュアル車に乗るという方がいったいどれくらいいるというのでしょうか?( ゚Д゚)

まぁほとんどいないですわな。

マニュアル自動車自体、けっこう本気で探さないと売ってないくらいですからね。

よほどの事がない限りは、免許取得後に乗る自動車はAT車でしょう。

そこで、同じ四輪普通車といえどもMTとATにはそれぞれの特性
いわば違いがありますよ、というのも知っておかなくてはなりません。

技能教習のどの段階でオートマ車に乗るのでしょうか?
というのが本日の内容でございます。( ゚Д゚)ノ

必ず第一段階で乗るハメ (?) になるのが、以下の技能教習項目。

教習項目21 「オートマチック車 (AT車) の運転」
教習項目22 「AT車の急加速と急発進時の措置」

この2つの教習項目を1時限で抱き合わせて同時に履修します。

AT車特有であるクリープ現象、キックダウン、Dレンジギアとはなんなのか、
そういったMT車にはない特性を体験しつつ運転練習をします。

通常ならば、クラッチ操作やギアチェンジの必要があるはずなのに、
それらの操作がオートマ車には必要ない事から余裕を持った操作ができるでしょう。

この時間にはAT特性の体験プラス、ハンドル操作や加減速を意識させましょう。

あまりにもAT車での操作に慣れてしまわないように。

次の時間からはすぐにマニュアル車に逆戻りです。

減速が少し遅れてもなんとか済んでいたAT車でも、
MT車はその後の減速チェンジ等の操作にも遅れてが出て余裕ナッシング。( ゚Д゚)

AT車には乗りますが、MT車のつもりでの練習を心掛けたほうが良いかと。

第二段階にも乗る可能性があります。

それはセット教習と高速教習です。
内容については以下の記事を参考にしてみて下さいまし。

( ゚Д゚)つ 「参考記事:第二段階の自主経路ってどんな教習?
( ゚Д゚)つ 「参考記事:第二段階の高速教習ってどんな感じでやるの?

これらの教習は複数人で行う技能教習。

AT車課程もMT車課程も混合でやる教習になりますので、
使用する教習車両がMT車だとAT課程教習生は運転できません。

なので、全員が運転可能なAT車両で教習を行います。

教習所によっては、MT課程とAT課程でわけて行う場合もありますので、
MT課程教習生のみで行う時にはMT教習車を使用する可能性もあります。( ゚Д゚)

ちなみに、僕が通っていた自動車学校の高速教習ではマニュアル車でいきましたよ。
しかも積雪が激しい時に。




というような感じなのですが、いかがだったでしょうか?

あくまでも、オートマ車での教習は体験的なものですから、
深く考える必要はありません。

技能検定で使うのもマニュアル車ですし、
教習中はずっとオートマに乗るわけでもありませんし。

が、しかーし。

マニュアル車よりも操作が簡単なはずのオートマ車でよく交通事故が起こりますよね。

事故原因はいろいろあるでしょうが、オートマ車の特性も十分理解しておかないと危険です。

オートマ車だからと言って、楽な気持ちで運転しても良いわけではありません。

自動車に乗るときから降りるときまでが運転です。

MTとATの違いや特性をそれぞれ理解して余裕のある運転が必要です。( ゚Д゚)

マニュアル課程の教習生の学科試験でも、
当然このオートマ車に関する問題がよく出題されます。

正しい知識を持って、安全かつ楽しいカーライフを送ることができるようにしましょう。( ゚Д゚)b

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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