視力条件 (適性検査)

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みなさんこんにちは、現役教習指導員のゆきちよでございます。( ゚Д゚)ノ

本日は、みなさんがこれから取得しようとしている運転免許の 「視力条件」 についての内容です。

とりわけ、合宿免許で取得する運転免許といえば、
大半が 「普通自動車運転免許」 だと思いますので、
それに係る視力条件 (適性検査) についてです。





中には合宿免許で 「普通自動二輪免許」 を取得する方もいますが。

まず、通いであれ合宿免許であれ、
教習所に入校すると適正検査なるものがあります。

目に関するもの、
耳に関するもの、
運動能力に関するもの。

面倒ですが、入校したら絶対に受けなければならないのが、
この適正検査です。

その適性検査で特に注意しておきたいものが 「目に関する適正」 です。

「目に関する適正」 は大まかにわけて2つあります。

①視力
②色彩能力

普通自動車運転免許に必要な 「①視力」は法律上、
両眼で0.7以上、かつ、片眼でそれぞれ0.3以上、又は片眼の視力が0.3に満たない者、
若しくは片眼が見えない者については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上。

というように定められています。

ちなみに普通自動二輪、大型自動二輪、大型特殊自動車の適正視力も同じです。

②色彩能力に関しては 「青、黄、赤」 の色彩判別が出来るかどうかです。
要は、信号機の色を見分けることが出来るかということですね。

運転は絶えず 「認知 → 判断 → 操作」 を繰り返していますので、
①視力、②色彩能力の適正がなければ、 「認知」 ができないということになってしまいます。

「認知」 をするためには人間の五感を使います。
味覚や、嗅覚、触覚はあまり使いません。

というか味で認知する人が居たら見てみたいものですがw

基本的に 「視覚、聴覚」 で運転に必要な情報を入手しながら自動車の操作を行うわけですが、
「視覚」 による情報収集が約8割ほどを占めていると言われています。

なので、目が見えなかったら終わりなんですね。

「認知」 ができなれば、その後の 「判断」 「操作」 にエラー (狂い) が出てしまいますので、
目 (視力) の衰えを感じている方は、一度教習所に入校する前に眼科や眼鏡屋さんに行きましょう。

裸眼での視力条件を満たしていなければ、
必然的に 「眼鏡やコンタクト」 が必要になってきます。

合宿免許で入校して、そこで眼鏡かコンタクトが必要ですって急に言われても、
びっくりして背骨曲がっちゃいますよね。

もし、視力条件を満たしていなければ、
教習原簿の教習の条件欄には 「眼鏡等」 と記載されます。

眼鏡等というのは、眼鏡、コンタクトのことを指しています。

そして、無事運転免許を取得すると、
運転免許の条件にも同じく 「眼鏡等」 という記載がされます。

運転免許の条件欄に 「眼鏡等」 と記載されているのに、
裸眼で自動車の運転をすれば当然違反になりますので注意が必要です。

余談ですが、大型、中型、牽引、第二種運転免許の適正視力は、
両眼で0.8以上で、かつ、片眼がそれぞれ0.5以上、
三桿法による奥行き知覚検査3回の平均誤差2cm以内
、という規定になっています。

「耳に関する適性検査」 は、10mの距離で90db (デシベル) の警音器の音が聞こえるか、です。

こちらも 「認知」 をするために重要な適正なのですが、
こちらは補聴器付きでも可です。

上記の基準を満たさなかった場合でも、
自動車の車種を限定し、運転手から見づらい後方の交通状況を確認するための後写鏡 (ワイドミラーや補助ミラー) を使用することによって、
安全運転に支障がないという判断がされれば運転免許の取得は可能です。

僕が勤めている自動車学校でも、
たまに補聴器をつけて教習を受けにくる方もいますので安心して入校してください。

「運動能力に関するもの」 は、自動車等の安全な運転に必要な認知、
またはハンドルその他自動車の装置を随意に操作できることが必要になってきます。

自動二輪であれば、二輪を8の字に押して歩いたり、
センタースタンドをかけたり、倒れている車体を起こしたり、なんかがありますね。

普通自動車ではそんなことしませんよ。

している人がいたら見てみたいものですがw




そんな感じで、入校したら最初に適正検査を行いますが、
べつに緊張することはありません。

普通に日常生活を送ることが出来ていれば、難なくクリアすることができる検査ばかりです。

ただ最初も言いましたが、視力に不安があったり、
衰えを感じている方は、すぐにでも眼鏡屋さんで眼鏡 (黒縁) を10個作ってきてください。

ちゃんと見えなければ何もできませぬ。(;´ω`)

適正検査と一緒に、運転手の性格を知るためのテストも行いますが、
こちらは合格基準は別にありませんので、
心理テストでもやるつもりで楽しんでやりましょう。

いや、別に楽しくはありませんけどね。

教習所によって内容は異なりますが、
「警察庁方式K2型」 と 「OD式安全性テスト」 というものがあります。

こちらは検査結果は、自分自身が客観的な自分の性格 (良いところ、良くないところ) を知り、
運転に反映させていきましょう!というものです。

なので、適当にやらずに、自分の直感ですべて答えていきましょう。

身体能力の適正検査は10分そこらで終わるんですが、
こちらの性格診断のテストは1時間近くかかるので大変ですがね。

これから運転免許を取得しようと考えている方、
合宿免許に行こうと考えている方は是非参考程度にどうぞ。(´ω`)つ

ほんじゃあ、今日はこの辺でー。ノシ




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